「922SH」を見て電子辞書がネット端末になればおもしろいと思った
家電量販店に行くと、時間があれば電子辞書のコーナーに立ち寄ります。電子辞書は高精細液晶でフォントがきれいでしかもキーボードが打ちやすい。これが、ネットサーフィンができ、メモやブログが書けるネット端末だったら本当にいいなあと思っています。これまでに何度か店員の方に“ネットに接続にできる電子辞書ってないんですか?”ということを聞いたことがありますが、店員からは“ネットに接続できるOSではないので・・”と言われてしまいました。
電子辞書の中でシャープの電子辞書「Papyrus(パピルス)PW-TC930」は、4.3型の高輝度カラーASV液晶で画面は本当にきれいで、しかもワンセグの視聴やSDカードを利用してMP3ファイルの再生やJpeg画像の閲覧もできたりします。これまで単なる電子辞書だったのが、様々な利用用途に広がっています。
ソフトバンクモバイルは、1月28日、3.5インチフルワイドVGAでQWERTYキーを搭載した「922SH」を発表しました。Webブラウジングが可能で高解像度ディスプレイを生かしたPCサイトブラウザでのWebブラウジングが可能で、スクロールや拡大/縮小には専用キーも用意されています(関連記事)。「922SH」電子辞書機能については「電子辞書を買う必要は無くなった」と孫氏は発表の際に述べており、電子辞書のマーケットも非常に意識しているように見えます。
「922SH」は今までのスマートフォンでは対応できなかったYahoo!ケータイ等の今までの一般的な携帯電話と同様の機能が使えるのは本当に魅力です。以前、私はドコモの「FOMA SH2101V」を所有していました。2002年に発売されたものですが、iモードにもアクセスできて、キーボードもそれなりに打つことができたので当時はとても重宝していました。しかしながら、電波の届きはあまりよくなく、バッテリーもすぐに切れてしまい、しかもバッテリーの予備を買うと1万円近くする等の理由で泣く泣くあきらめた経緯があります。
話は戻りますが、電子辞書のキーボードのタッチは非常に打ちやすく、画面もものすごくきれいです。これが本当にモバイルのネット端末になれば様々な利用シーンが生まれてくるのではないかと考えています。4インチを超える大きな画面で気軽にネットサーフィンそして気軽にメモやブログを書くことができたら本当に便利でしょう。
そして、HSDPAでの接続だけでなく、ウィルコムやイーモバイルそして将来はWiMAX等様々な形態でネットに接続できるネット端末になるとおもしろいのではないかと感じています。携帯ゲームでは、ニンテンドDSもPSPもネットに対応しています。とは言ってもネットに接続するための道のりはなかなか大変だと思います。将来は、電子辞書ももっとオープンなプラットフォームになり、様々なアプリケーションにも対応できるようになると、携帯電話や携帯ゲームが利用シーンを拡大しているように、電子辞書もキーボードタッチと見やすい画面を武器に広がりを見せるのではないかと感じています。