インフルエンザ流行と予防対策は? by フォークソノミー
今年はインフルエンザが例年より早く流行しています。国立感染症研究所が4日まとめた速報値(インフルエンザ流行マップ)によると、過去20年の中で全国的な流行開始時期としては記録的早さのようです。
学級閉鎖も増加傾向で、手洗いやうがい等の予防やワクチンの接種も今年は特にしたほうが良いのかもしれません。
インフルエンザの感染者はもちろん日本の国民すべてが対象です。つまり、“インフルエンザ”の傾向は、マスコミから流される情報だけでなくユーザが発信する情報からも傾向を見てみる必要があるのでではないかと考えています。そこでいくつかブログ分析ツールを利用して傾向を調べてみたいと思います。
ブログから話題やきざしを知るkizasi.jpの「きざし的フォークソノミー」を使って“インフルエンザ”を検索してみると以下の結果が出ました。
昨年度は1月6日を境に、“インフルエンザ”のキーワードが増加しはじめ、3月19日にピークを迎えて、その後急激に減少をしています。一方、今年は、12月3日前後から“インフルエンザ”のキーワードが増加し、既に昨年よりも1ヶ月以上早く“インフルエンザ”の流行のきざしがあることがわかります。
次に“インフルエンザ流行”というキーワードを検索してみるとどうでしょうか?
昨年は2月初めから3月末まで60前後のブログ投稿数でしたが、今年は12月3日に100を越えていることから、一気に“インフルエンザが流行”していることが話題になっていることがわかります。
最近よくインフルエンザが流行して学級閉鎖の学校が増えてきているというニュースを聞きます。昨年度の場合は、3月5日が“学級閉鎖”のキーワードがピークで、800を超えました。
今年は、11月12日と12月3日に既に200を超えており、昨年度は2月末に超えているという状況を考えると、今年は本当に“インフルエンザ”の流行と子どもたちへの影響も大きいことがわかります。
最後に“インフルエンザ予防”で検索をしてみると、昨年度よりも早めの予防対策をしているように見受けられます。 さらにピークの12月3日のキーワードを拾ってみると、“インフルエンザ予防接種2回”や“手洗い”そして“ワクチン”等の言葉が並んでいます。
今年は、インフルエンザ流行が早く、学級閉鎖も既に始まっており、今年は特にインフルエンザ予防の意識の高さが伺えます。今年のインフルエンザ流行とその予防対策はブログからもウォッチしておくと早め早めの対応ができるのかもしれません。