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企業におけるネットとリアルの柔らかなコミュニケーション

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先週土曜日、職場の団体でバスを1台貸し切り、りんご狩りとガラス工房体験のツアーに参加してきました。りんご狩りは家族でははじめてなので子どもたちも非常に楽しんでいました。同時に職場の同僚やその他の部署の方とは普段ではあまりできない家族ぐるみの交流をすることができました。

私が入社した十数年前は、社員旅行は当たり前でした。また、家族ぐるみのレクリエーションも多くあったように記憶しています。

しかし、不景気による企業のコスト削減や成果主義の流れによって、この10年間急激に社員の旅行やリクリエーションが減ったように感じています。

その社員旅行や社員運動会も最近は復活の兆しを見せているようです。先日のWBS(ワールドビジネスサテライト)でも、社員旅行や運動会が前年度からかなり伸びているという特集が組まれていました。私が所属する部署でも今年はできたら社員旅行をやろうという雰囲気になっています。

社内では社内ブログや社内SNS等も導入されるようになり、ネットでもリアルでも柔らかなコミュニケーションのニーズが高まってきているように感じています。特に就職戦線は売り手市場なので、学生に対して入社前から学生と若手社員等との間で例えば内定者向けSNS等を通じて柔らかなコミュニケーションをとって優秀な学生を囲い込む必要性も出てきました。また、入社して3年で3分の1が辞めてしまう現状を考えると、若手と上司の間でも同様に必要なのかもしれません。

国民生活白書の中でも職場でのつながりが少なくなったと言われる時代において、柔らかなコミュニケーションがネットの場でもリアルな場でも改めて必要とされる時代になってきているのかもしれません。

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