オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

仮想空間には興味があるとは言ってもやっぱり現実空間が忙しい・・

»

企業収益は5年連続増加する一方、ビジネスパーソンの給料は9年連続減少しています。しかも、年収200万円以下が1,000万人を超えてしまいました。そして、先日総務省の統計局が出した「平成18年社会生活基本調査 調査の結果」を見ると、男女共にほとんどの年齢階級で仕事時間が増加しているのが現状です。

 
企業の収益が良くなる一方で、給料も下がりそして労働時間も長くなり、ビジネスパーソンにとっては非常に厳しい時代になってきています。

 

話はがらりと変わりますが、104日「gooリサーチ」は「8回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」を発表しました。調査結果の中で「セカンドライフ」の認知率は5割以上と非常に高い数値になっており、一般にも知られる存在になってきているようです。一方、「セカンドライフ」の利用経験率は2.0%で、うち現在利用中の者が0.8%と、まだ少数にとどまっているのが現状です。

 
では、何故これだけセカンドライフの利用率が低いのかというと、セカンドライフに3割の人が利用意向をもちつつも、最大の理由は「忙しいのでじっくりプレイする時間がない」と54.3%と半分を超えています。

 
セカンドライフのような仮想社会が本格的に普及していくには、様々な阻害要因を排除していく必要があります。その一つに企業等で働いているビジネスパーソンが、現実社会に時間とお金に余裕を感じるようにならないと、普及のための一歩は踏み出せないのかもしれません。


Comment(4)