社内SNSやイントラブログは仕事に役立つのか?
社内SNSやイントラブログは仕事に役立つのでしょうか? Yahoo!ニュース-意識調査-「社内SNSやブログは仕事に役立つと思う?(実施期間:2007年7月19日~2007年8月1日)」によると、「とても思う」、「少し思う」の肯定派が約30%に対して、「あまり思わない」、「全く思わない」の否定派が約64%を占めています。(7/20 12:00現在)
企業内においては、高機能で充実したコラボレーションツールが多くあり、社内SNSやブログを仕事に役立つという観点で見ると、否定的な意見が多くを占めています。また、総務省の2006年の「通信利用動向調査(PDF)」によるとSNSやブログを開設している企業は4.4%となっており、その他の調査資料を見ても高くても10%前後とまだ企業に浸透しているとは言えない状況です。
一方、「インターネット白書2007」によると管理職の59%が「会社の収益を増やす機会である」とweb2 0の重要性を認識しています。(Web2.0は、社内SNSやブログだけではありませんが…)しかしながら、web2.0への取り組みはすべての項目で半数以上が具体的な利用計画に至っていないといのが現状です。
では、このまま社内SNSやイントラブログはこのまま導入を否定され、仮に重要性を認められても計画まで至らないというケースが多くを占めていくようになっていくのでしょうか?
国民生活白書2007「つながりが築く豊かな国民生活」によると、社内のつながりが希薄になってきていると感じる社員が増えてきているようです。社内SNSやブログは仕事に役立つツールとして考えるよりも、むしろ社員と社員がつながり、そしてお互いを理解しあうコミュニケーションツールとして社内で位置づけをしていくほうが適切なのかもしれません。もしくはwikiやグループウエアそしてKnowWho機能等高性能な機能を搭載しかつコミュニケーションも可能なエンタープライズコラボレーションツールとして展開していくという選択肢もあるかと考えています。
いずれにしても社内SNSやイントラブログを中途半端な状態にしておくと、この先企業に普及・浸透していくことはややハードルが高くなってきているのではないかと感じています。