団塊世代が発信する情報から学ぶ

最近多くのニュースや記事で紹介されていますが、3月が終わると団塊世代の方が大量に退職されます。そして退職者の方たちは各々次の新しい人生を歩むことになります。

高度成長化社会を経験されてきた世代の方たちが会社から離れることはノウハウや技術の継承の観点から日本経済に大きなマイナス影響を与えることは容易に予想されます。

一方で、多くの団塊世代の方にとっては時間に余裕が生じるため、新たに趣味を見つけ、地域ボランティアや農業等に取り組むケースが増えてくるでしょう。また、何か自分の足跡（歴史）を残してみたい、とブログやSNS等で情報を発信しようとする方も増えてくると考えています。

高度成長化時代やバブル時代において第一線で仕事をしながら、多くの本を読まれ知識も教養も身につけられた方が、自分の歴史を振り返りながらじっくりと時間をかけて情報を生成し発信していけば、CGM(Consumer Generated Media)の領域を超えるWeb2.0時代の新しいメディアになる可能性は十分に考えられます。

我々現役世代が、団塊世代の方が発信する情報から得られるものは非常に多く、その知恵と経験の共有は、新たな時代を切り開いていくためのお手本的存在になるものと考えています。