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売り手市場では優秀な学生を早く囲い込みたい

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今、学生の就職活動が真っ盛りです。日経新聞や東洋経済そして週刊ダイヤモンド等では既に就職人気ランキングが一通り掲載されており、今年の特徴は、バブル時期と同じように商社や銀行等が上位ランキングを占めています。私が勤めている会社は残念ながら急激にランクを落としています。

この「売り手市場」の中で、優秀な学生は多くの内定をもらい、内定した企業の中からじっくりと選ぶ学生が多いようです。よって、予定の内定者数を集められないと同時に、辞退する学生の比率の高さに頭を抱えている採用担当者が多いのというのが実情です。

そこで、Web2.0時代に適した学生の囲い込み方法を考えてみる必要がありそうで、その選択肢の一つが「内定者向けのSNS」をつくることだと考えています。

SNSによって、内定者の中でコミュニティをつくり、ネットでの情報交換やオフ会等を通じ、同期の仲間を事前に増やしていくことができます。一度、仲間の間で“つながり”をつくってしまえば、なかなか内定を辞退しにくい心境にもなるでしょう。

また内定者向けのSNSに若手社員も参加し、仕事や生活等のアドバイスをすれば、多少なりとも不安を取り除くことができ、頼りにできる先輩がいるという安心感と会社への期待も膨らんでくると思います。

もちろんmixiの中にも内定者向けのコミュニティは当然ありますが、企業がしっかりと見守っているという点で大きな違いがあります。

実際に内定者向けのSNSサイトを運営してみて、内定辞退者がゼロになったという効果を確認できている企業あるようです。

企業が優秀な確保するのに苦戦している中において、SNSに慣れ親しんでいる学生に対して企業がSNSで対応するというのは企業の人財戦略の一つであり、時代の流れと言えるのかもしれません。

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