iOS 10の新機能、iMessageのGIF検索で「huge(すごーい)」まで排除しなくちゃならなくて大変だなぁ
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日本ではあまり普及していませんが、米国のTumblrなどを見ていると、絵文字代わりにやたらとGIFアニメを使う文化であることが分かります。こういうのとか、著作権もおかまいなしに、ばんばんGIFアニメを使います。
そうしたGIFアニメ人気を受けて、AppleはiOS 10のiMessageの新機能の1つとして、GIFアニメを検索して投稿できるようにしました。日本語には対応していませんが、日本でも「びっくり」とかで対応するGIFアニメの候補が表示されます。
この検索のエンジンはMicrosoftのBingを使っているそうなんですが、検索でとんでもない問題が発生したと、The Vergeが報じました。
そもそもの意味は「巨大な」という形容詞である「huge」という単語。今では「すっごーい」みたいな意味で普通に使われるので、ある幼い女の子が「すっごーい」のGIFアニメを検索したら、結果として「すっごくおっきい」の別の意味のGIFアニメが大量に表示されたと、その女の子の母親がThe Vergeに報告したんだそうです。
Appleはあらかじめ、予想できる問題単語については検索できないようにしていたようなんですが(あえて検索した結果は以下の図のとおり)、さすがにhugeのような普通の形容詞までは網羅できなかったようです。
この記事が出てからすぐにAppleはhugeも検索できないようにしたようです。
Appleもさりげなく人工知能(AI)を導入しているなら、そろそろ独自のAIベースの安全な検索エンジンを使えばいいのに、なんて思いました。
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