Twitterがストリーミングした会見を見る限り、ドーシーたんはすごくCEOになりたそうだった
今日はTwitterの業績発表がありました。6月末にコストロさんがCEOを退任した後、暫定CEOになったジャック・ドーシーが担当する初業績発表です。もちろん4~6月はドーシーたん(と呼びたくなるんです、ごめんなさい)はCEOじゃなかったので、コストロさんの業績を発表するってことですが、業績発表後の電話会見で何を言うのか楽しみにしていました。
そしたらまぁ、まず、電話会見をPeriscopeでストリーミングもするじゃありませんか。ドーシーたんの案なんでしょう。
上の図はそのときのスクリーンショットです(右がドーシーたん、左はCFOのアントニー・ノトさん)。途中からずっと見てたんですけど、話すときはずっと下を向いてぼそぼそ言うんですが、言ってる内容はなんだか暫定というよりはCEOなんです。長期的な目標を掲げるし、(普通こういうときは「We」って言うんですが)「私は~していく」って何度も言ってた。
すごく、CEOになりたいんだなぁと思いました。
(でもPeriscopeの収益化についての質問に「何も計画していない」ってきっぱり答えたのはどうなんだろう。)
re/codeのカーラ・スウィッシャー女史によると、Twitter社内ではCEO候補としては、ドーシーたんと、広告担当でTwitterの業績を支えているアダム・ベインさんの2人が有力だそうです。今日の電話会見の感じでは、ノトさんの方がドーシーよりずっと地に足のついたことを言っていたし、この人も候補なんじゃないかと思ったんですが、カーラさんによると、広告と製品体験業務の実績がないからだめなんだとか(確かにTwitterにとってはその2つが大事)。
ベインさんは社内での人望も高いそうですが、本人はあまりCEOになりたくないんだとか。ドーシーたんは以前もこのブログで触れましたがいろいろとめんどくさいやつっぽいです。人望があればいいってもんでもないのはAppleが証明していますが。でもそれだけじゃなく、ドーシーたんはSquareのCEOでもあり、こっちはIPOするかもという状況なわけで、キャパ的にも2社のCEO兼任は無理そうです。
個人的にはこういうキャラの立った人がCEOだと楽しくていいんですが。毎回Periscopeで会見ストリーミングしてくれればファッションチェックもできるし。
しかし今日のグレーのフーディー(パーカー)はどういうつもりだったんだろう。成功したおたくCEOの演出? ドーシーたんは一時、ジョブズの真似をして自分の制服を決めてた(ディオールの白いボタンダウンに細めのジーンズ)けど、最近の写真を見ると黒いTシャツに黒いジャケットとか黒い革ジャンとかが多いみたいです(下の左の革ジャンくんがドーシーたん。右隣の女性はGoogle(というかYouTubeトップ)のスーザン・ウォジスキ女史。