Twitterでまたお家騒動? COOとメディア責任者が突然の退社
Re/codeのスウィッシャー女史によると予兆はあったそうなんですが、TwitterのCOO(最高運営責任者)のアリ・ロウガーニとメディア責任者(プロフィールには「Head of North America Media」と書いてある)のクロエ・スラデンが相次いでTwitterを辞めました。
どろどろの権力闘争の末、CEOの座についたコステロさんが、ロウガーニさんとぶつかった結果のようです。
Twitterは最近ユーザー数増加も鈍化してるし、これといった新サービスや新機能もないし、外から見てもなんだか停滞している感じですが、それを一番わかってるのはきっとコステロさん。
だから先月、Google Mapsの立役者だったダニエル・グラフをGoogleから引き抜いてコンシューマー製品担当副社長にしたんです。
で、コステロさんとしてはこの人にすごく期待してるし急いでるので、直接話したいのに、ロウガーニさんが間に入ることで話が先に進まなかったりしていらついてたらしい(Business Insiderより)。
そもそもグラフさんを迎えたのは、ロウガーニさんに任せといたらろくな製品が出てこんじゃないか、ということからだったらしく、Twitterの中の人によると「ロウガーニには製品センスがないってことになっていた」そうです。
TwitterはCOOという役職をそのまま空席にしておいて、コステロさんはグラフさんと新製品開発をがんばるらしい。
コステロさんはジャック・ドーシーとかとは違っていろんな意味でおとななので、ロウガーニさんとこんな↓ツイートのやりとりをしておりますが、あまりにも早いレスポンスっぷりに「Hatching Twitter」を読んだ私はいろんなことを想像してしまいます。
スラデンさんが辞めた理由は不明なようですが、この人はロウガーニさんの直属だったので、コステロさんのやり方が嫌だったのかも。スラデンさんはロウガーニさんの20年来の友達だったとツイートしています。こっちは誰かと違って本音っぽい。
この人がいなくなるのはTwitterにとって痛いんじゃないかなぁ。テレビとか音楽とかの企業とのパートナー関連の責任者だったので。Twitter Amplifyなどは多分この人の功績。
ロウガーニさんの業界での評判はいいので、すぐに次の仕事がみつかるでしょう。
残ったコステロさんとグラフさんにとって、これからが正念場。なんとか生き延びられるといいですね。