シリコンバレーが舞台の新ドラマ「Silicon Valley」放映開始
Twitterの内幕本がドラマ化されるという話を以前しましたが、それより前にシリコンバレーが舞台のテレビドラマシリーズ「Silicon Valley」が始まりました。「セックス・アンド・ザ・シティ」などのヒットシリーズを持つHBOのコメディ作品です。
トレーラーはこんな感じ。GoogleっぽいIT企業に勤める典型的なナードで内気な主人公リチャードが、サイドプロジェクトで開発したアプリ(音楽の盗作を見つけるアプリ)の副産物である機能(超高性能なファイル圧縮技術)が評価されて起業することになり、友だちの裏切りやザックみたいな人からの買収攻撃をくぐりぬけつつシリコンバレーで奮闘していくという話のようです。
Facebookの映画や「ジョブズの伝記映画」は成功でしたが、Googleが舞台のコメディはいまいちだった今日このごろ。プロデューサーのマイク・ジャッジは中の人のアドバイスも取り入れて、リアルなものにしたと言ってます。業界の企業名や個人名もぽこぽこ出てきます。プレミアを見たイーロン・マスク(TeslaのCEO)は「マイク・ジャッジはBurning Man(シリコンバレーの文化の象徴のようなイベント)に行ったことがないんだろうな」と批判的だったそうですが。
制作側としては視聴率さえとれればいいわけで、シリコンバレーをあたかもへんてこな別世界として面白おかしくデフォルメして描いています。そりゃぁ中の人の評判は悪くなりそうです。
サンフランシスコではシリコンバレー近辺のIT企業に勤める金持ちナードたちのせいで物価が高騰したとして反発する市民が増えているそうなので、せめてドラマを見てお金持ちたちを笑ってやろうという人たちに受けそうです。