パクられたSnapchatが「ようこそFacebook殿 心から歓迎申し上げます」
世の中はすっかりクリスマス気分ですが、Facebookが新興企業Snapchatにとんでもないプレゼントを。
若者に人気のモバイルアプリ「Snapchat」にくりそつなアプリ「Facebook Poke」を、Facebookが12月21日に公開したのです。
メッセージングアプリSnapchat(とPoke)の最大の特徴は、開封後、数秒でメッセージが自動的に消滅すること。これで、かなり変で恥ずかしい写真や動画でも気軽にやりとりできると人気になりました。
Pokeは公開後1日以内に、(Facebookからの告知のない)日本でですらApp Storeの「無料人気ランキング」で4位に急上昇。
これについてThe Vergeなどのメディアからコメントを求められたSnapchatは一言、「Welcome, Facebook. Seriously」と答えたそうです。解説するまでもないかもしれませんが、これは、IBMが1981年にパソコン市場に参入したときにApple(のスティーブ・ジョブズ)がWSJに出した全面広告の見出しをなぞったものです。
Snapchatは公式ブログやCEOのツイートでは今のところ何も言っていませんが、この部ログに何度か登場しているダルトン・コールドウェルさんのように、Facebookから買収を持ち掛けられて断ったのかもしれないですね。
プライドとかモラルについて意見するつもりはないですが(そんな資格もないし)、まるまるのまねっこはかっこわるいよなー。
「このアプリ、12日間でさくっと作ったんだぜぃ」とか自慢していますが、だってこのアプリのキモはアイデアであって、設計が難しいわけじゃないみたいだから自慢にならないと思うし。
TechCrunchによると、Pokeのプッシュ通知の声はザッカーバーグCEOの声だそうで、つまり、このまねっこプロジェクトはCEOもお気に入りだったということなんでしょう。
まるまるまねっこの風潮は当たり前になってきていて、Facebookに限った話ではないですが、なんか、だっさーい。