オルタナティブ・ブログ > 海外速報部ログ >

海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

Safariネーミング秘話 「フリーダム」になるところだった

»

AppleのWebブラウザ「Safari」。そういえばちょっと変わった名前です。「iBrouse」でもよかったかも。

Safari

AppleでWebブラウザを立ち上げたドン・メルトンさん(今は悠々自適の引退生活)が、今日(12月19日)がSafariがSafariになった日だとして、誕生秘話を披露しています。

Safariは2003年1月に発表され、その年のWWDCでジョブズが正式リリースを発表しました。で、この名前、決まったのはぎりぎりの前年12月19日でした。

最初はコードネームAlexandarでしたが、ジョブズが参加する製品名決定会議でジョブズが最初に気に入ったのは「Freedom」。ユーザーをMicrosoftのIEの呪縛から解き放つ!って感じでジョブズはかなり気に入っていたようですが、メルトンさんは「そんな生理用品みたいな名前やだよぅ」と思ったそうです。

その後もいろんな名前が出て、どれもメルトンさんは気に入らなかったんですが、19日にInfinite Loopのカフェでランチを食べてオフィスに戻ろうとしているところにマーケティングの偉い人が興奮した面持ちで寄ってきて、

「名前が決まったよ!」

それまで散々カッコ悪い候補を見てきたメルトンさんは身構えたそうですが、「Safari」という名前を聞いた途端、呆然として、だんだんいい名前だと思えるようになったんですって。

結局、誰がこの名前を考えついたのかは未だに知らないそうですけど、感謝してるそうです。
Comment(0)