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Google Waveの解説書がもう出ました

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Yu_wave
 元Lifehacker編集長のジーナ・トラパーニと現編集者のアダム・パッシュの2人が、「The Complete Guide to Google Wave」という非公式のWave解説書を10月31日、オンラインでリリースしました。英語ですが、90ページ相当の内容を全部無料で読めます(ライセンスはCreative Commons Attribution-Share Alike 3.0 United States License)。Wave自体がまだ発展途上(というか一部のユーザーにしか公開されていないくらいで)のサービスなので、Waveのバージョンアップに合わせてこの解説書もどんどん改訂していくそうです。すごーい。来年1月にはDRMフリーのPDF版と紙版の書籍を発売する予定。

 Waveが限定数のユーザー向けに公開されてからわずか1カ月後に、6章構成+2付録の解説書を書いちゃったのも、Waveのコラボレーション機能のおかげのようです。恐らくこの解説書を執筆するプロセスも解説書の内容に反映されているのでしょう。

 このお二人は過去にそれぞれIT系の解説書を執筆してますが、本が出るころには内容が古くなってしまい、そのまま情報が死んじゃうという宿命的な哀しい経験をしているため、今回のような(ほぼ)リアルタイム改訂アプローチを採用したそうです。本が古くなって売れずに大して印税が入らないくらいなら、新鮮で有用な情報を広く提供していく方がいいということだと思います。いずれにしても、新しい技術に対する愛とそれを広めたいという心意気を尊敬します。かっくぃい。

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