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ネットの医療情報話二題

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 「Wikipedia、薬に関する項目は重要情報の抜けが多いとの調査結果」という記事をさきほど掲載したんですが、むしろ「事実に関する誤りはほとんどなかった」というのはすごいなぁと思います。

 先日、非IT業界人の知人が何の気なしにWikipediaのある項目に追加記入したところ、速攻で問いただされておののいていましたが、そういう「御庭番」のような方がいるからこその成果でしょう。

 今朝はもう1つ医療情報関連で面白そうなリリースとして、Microsoftの研究者が「サイバーコンドリア」について発表していたのですが、リポート自体は33ページもあったので後回しにしていたところ、マイコミジャーナルに掲載されていました。

 要は、「なんだか頭が痛い」と思って「頭痛」で検索したりすると、「もしかして脳腫瘍かも」と心配になってかえって精神衛生上悪い、というような話です。

 わたしの姉は心配性で、子供のころ少しでも頭が痛かったりするとすぐ「家庭の医学」(書籍です)で症状を調べて深刻になっていたものですが、書籍よりネットの始末の悪いところは、重病ほど検索結果のランクが上になる傾向があるところです。知らなければよかった病名に詳しくなってしまいそう。

 「頭痛」で検索するとトップに「いちいち検索して心配しているより、外の空気を吸ってみるといいかも」とか表示されるといいかも。

 そんな姉も今ではGoogle検索のエキスパート、な澤でした。

関連リンク
Wikipedia、薬に関する項目は重要情報の抜けが多いとの調査結果
医療情報、女性は友人や家族よりネットが頼り――米調査

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