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CEOのイメージダウンで、どうするFacebook

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 土曜日の朝にひっそりお届けした「Facebook、プライバシー問題の「Beacon」を修正」というニュース。情報垂れ流し機能が簡単にオプトアウトできないのはユーザーとしては嫌なものです(広告主にとっては好都合)。最終的にはユーザーの批判を受けて機能を修正したわけですが、これでFacebookのイメージはかなり悪くなった感じです。

 若きCEOのズッカーバーグ氏にとっては不幸なことに、ちょっとかっこ悪い訴訟も起きています。Facebookはハーバード時代の仲間が始めた別のSNS「ConnectU」から同氏がアイデアを盗んだものだとして提訴されているのです。

 さらに、この訴訟絡みで同氏のプライベートが記された裁判用資料を勝手に公開したオンラインメディアに対し、今度はズッカーバーグ氏が訴訟を起こしました(で、今のところ敗訴)。

 巷では「自分のプライバシーには敏感なくせにユーザーのプライベートを広告主にさらすのは平気なのか~」という声も。

 若くして財を成しちゃって、しかもサンダル履きでステージに上がったりしていると一挙手一投足が注目されるわけです。ズッカーバーグ氏がただちょっと運が良かっただけなのかホンモノなのか、見守っていきたいところです。

 ユーザーの力ってすごいと再認識した澤でした。

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