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技術マーケティングのヤクザな日常

決め台詞

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とりたてて映画好きというわけでもないんですが、暇だと映画を見てしまいます。

で、この映画なんですがあるシーンのある台詞でずぶずぶはまってしまう事が良くありまして、そのシーンのためだけにDVDを最初から見たりするわけです。

例えば、

God is my witness, I'll never be hungry again!

これは風とともに去りぬなんですが、戦火を逃れてスカーレットが裸一貫で家族を養にいながらも飢えて腐った人参食べてしまい情けなさでくじけそうになりながらも立ち上がるシーン。何度見ても鳥肌もん。夕日のタラをバックにシルエットで引いてくのがまたゾワゾワ~っと。

もう一つ。

We will not vanish without a fight.  We will live on.  We will survive.

悪名高い?インディペンデンスデイのクライマックス。(これ好きだと言うとバカにされるんですよ・・)生き残った退役軍人がエイリアンに最後の攻撃をしかけるときの大統領のスピーチ。この映画が好きと言うとお笑いがすきなの?と突っ込まれるのが辛い所ですがここ見たさに毎回最初から見てます。

で、これは映画だけでなくマーケティングのメッセージでもそういう事がありまして、ほぼ10年前にNotesのセミナーでこんな話を聞きました。

色んな情報を紙の形で共有ファイリングしてるじゃないですか?でもみんな自分が使いやすい様に分類するため最後には別々のファイルを作る。だんだん情報の整合性が取れなくなる。なんのための情報共有なんですかね。情報は一つで自分だけのインデックスを作るのがNotesなんですよ!

てな感じで、当然もっとかっこよくプレゼンされてましたが・・・ 当時はまだエンジニアだった私はこの台詞にまいってしまい、マーケティングかっこいいな~転職しようかな~なんて真面目に考え、結果1年もたたないうちに前職へ転職。いま考えるとセミナー見て、かっこいい~って感じでマーケティングをやりたいなんて学生みたいですがあの時の決め台詞には勝てなかったようです。 :-) 

こういうメッセージいろんなものをそぎ落として凝縮する作業なんですが、一歩間違うと大げさに聞こえたり、かといって正確な情報を・・考えすぎてしまうと細かいメッセージが沢山できてしまう。(これはエンジニアがメッセージを作ると陥りがちですね。)なかなか難しいもんです。

自分はどうかと言うとでもそういうゾワゾワ~っとするメッセージが作れるといいなあ~と思いながら10年ほどたってしまいました。

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