バルトークが留守電BGMにまったく合わない件
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年末になると毎年、年末年始休業の留守電BGMを何にするか、という微妙に仕事とは関係の薄い趣味のような悩みを抱えることになる。ほぼ毎回新年の演奏会で弾く曲から、オルゴールっぽい感じで演奏させるといい感じになる箇所を探してきて、Finaleという楽譜作成ソフトを使ってBGM用にアレンジしつつ作成している。
しかし今回は、何にするかという検討をする以前に、バルトークである。このブログのタイトルAllegro Barbaroもバルトークのピアノ曲であり、高校のときにバルトーク生誕100年記念のバルトーク大全集(LP 40枚!)を購入した身としては、1月の演奏会で採り上げる「中国の不思議な役人」を使わないわけにはいかない。
しかし、この作品は、バルトークがストラヴィンスキーの「春の祭典」などの影響を受け、原始主義的手法で不協和音満載。試しに作成してみたけれど、とても使えない。
仕方なくシベリウスにしてみたところ、これがいいではないか。「エンサガ」の悲しげで素朴な旋律が、留守電ナレーションに溶け込む。
ということで、今年の年末はシベリウスで決まり。12月26日夜から代表電話にかけると聞くことができる。
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