バーチャルリアリティが楽しすぎるフォーラムエイトさんのオフィスを社会科見学
昨日、バーチャルリアリティの研究にDelphiやC++Builderを採用いただいている慶応義塾大学の藤代研究室の皆さんと、同じくDelphiで作られたバーチャルリアリティソフトウェアを開発・販売しているフォーラムエイトさんのオフィス見学会に行ってきました(藤代研究室の研究生である中山さんは、12月10日のデベロッパーキャンプでも講演されます)。
フォーラムエイトさんのUC-win/Roladは、土木、建築、都市設計、防災など様々な分野で活用されている3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフトウェアです。ネイティブコードでハイパフォーマンスのDelphiによって開発されており、ユーザーがDelphiを使って拡張できるSDKも用意されています。
藤代先生と学生の皆さんは、まず、フォーラムエイトの製品について、紹介を受けました。
例えば、ご覧のような画面で、簡単に新しい交差点を設計して...
自動車を走らせてみることができます。
交通量の設定によってどのように混雑するかとか、運転者の視点で、どのように交差点が見えるかといったことが、すぐに分かります。これは、防災にも役立てることができ、例えば、駅での混雑、火災が発生したときの避難経路や時間の確認などもできます。
紹介のあとは、いよいよショールームでシミュレータを体験です。フォーラムエイトさんのショールームは、訪れるたびにあたらしいアイテムが増えているような気がする、ワクワクする場所です。
ドライブシミュレータも進化していて、何面ものディスプレイを組み合わせたものもあります。
その中でも目を引いたのが、こちら。
手前のコントローラとVRが連動していて、電車の運転を体験できます。このコントローラは、本物だそうで。
そして、こちらも。
これは、エアギターならぬエアドライブ。ハンドルを持つような格好をして、右足を右側に踏み出すと、アクセルが踏み込まれて、前に進みます。左よりに踏めばブレーキがかかります。
写真の右側に見えるPCが、動作を解析しているモニタ。キネクトを使って、ハンドルなしで運転ができるわけです。これはゲームとしては楽しいけど、実用性はないそうで。
最後に、自転車でバーチャルリアリティ。ジムでバイクをこいでいても退屈だろうと、試作されたこのシミュレータは、バイクをこぐと、街を走ることができるもの。
ただ、このシーン設定は少し変わっていて、自転車なのに高速を走ることに。ご覧のように幡ヶ谷料金所をすり抜けて、初台方面へ。このままいくと山手トンネルを走れるのか?
残念ながら初台がゴールでしたが、バーチャルリアリティなら、現実世界、現実をちょっといじった仮想世界を体験できます。
学生の皆さんも、自分たちの研究テーマがどのように実ビジネスで活用されており、どのように社会に貢献しているのかを理解できたことで、大変刺激になったのではないかと思います。
フォーラムエイトさん、社会科見学の機会を作っていただき、ありがとうございました。藤代先生、学生の皆さん、お疲れさまでした。