石井寛子さんにアプリソムリエの活動について伺いました
9月13日に開催を予定している「第26回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」では、スマホアプリのソムリエとして活躍している石井寛子さんにご出演いただきます。従来Windowsアプリケーション開発を中心に展開してきたエンバカデロも、最近のマルチデバイス化に伴い、いよいよDelphiでWindows、Mac、iOSに加えてAndroidにも対応するなど、モバイル開発の積極的なサポートを続けています。
そんな中、スマホアプリ開発について、もっと広く知り、楽しく、でも真剣に開発に取り組んでいただこうと、今回、石井さんにも出演いただくことになったのです。
さて、アプリソムリエとは、どのような活動をされているのでしょうか?
「星の数ほどあると言われているスマートフォンアプリを、ワインソムリエのように、それぞれの人に合ったものを紹介しておススメしています。これまで4000から5000あまりのアプリを評価して、その中でおススメのアプリを、アプリソムリエのWebサイトや、テレビ、ラジオ、雑誌などで紹介しています。まだ、スマートフォンを使ったことがない方に、アプリってこんなに面白いんだよ、便利なんだよとお伝えする懸け橋的な存在ですね。」
なるほど、4000アプリとはすごい量ですね。
「いろいろな方を対象におススメアプリを紹介するので、幅広く勉強するようにしています。以前、医大生向きの勉強アプリを紹介したことがあり、その際もいろいろと調べました。」
やっぱり好きでないとできませんよね。
「そうですね、アプリが好きということは大事ですね。iPhoneはiPhone4から、全機種使っています。いつも発売日にApple Storeに並んで買っているんですよ。もちろんAndroidも使っています。」
そんなアプリソムリエから見た良いアプリとは?
「使いやすさが一番大事。たくさん機能があっても、使いこなせなかったら意味がないと思います。いい機能をどれだけよりシンプルに誘導できているかが大事なんです。そういうアプリを見ると、ユーザーのことを考えてアプリを作っているな、と思います。」
機能豊富で電話帳みたいなマニュアルを必要とするアプリはダメということですね。
「そうです。パソコンのアプリとは真逆なんです。このサイズ感で完結する楽しさや便利さが大事なんだと思います。」
アプリ開発に挑戦しようとしている方にアドバイスはありますか?
「あっといわせるアプリを作ろうとして、みなさん結構、突拍子もない変化球を投げようと意気込んでいるのではないかと思います。今あるアプリのここをもう少しこうしたい、こうだったら便利というような、プラスアルファの発想の転換をすると、もっとスムースに作りたいアプリのビジョンが見えてくるのではないでしょうか。
ゼロから、自分の発想力だけでアプリを作りだそうとすると、なかなかヒットにはつながらないんです。実際、今人気のアプリのプラスアルファ自分色というのが流行っていますね。」
アプリ開発者を支援する取り組みもされているのですか?
「開発者の方にインタビューさせていただいて、アプリやユーザーの方への思いを発信しています。また、アプリ開発のイベントに参加して、アドバイスをしたりという取り組みも行っています。
そして、今回、エンバカデロ・デベロッパーキャンプに出演させていただくことになりました。先ほど拝見させていただいたんですけど、Delphiだとほんとに直感的にアプリが作成できるので、ワークショップも本当に楽しみにしています。」
では、9月13日、よろしくお願いします。