オルタナティブ・ブログ > Allegro Barbaro >

開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

年末年始の留守電BGMはドヴォルザークで

»

2011年もあとわずか。震災直後、毎日の変化が大きすぎて、1週間がとても長い時間の経過に感じたけれど、いつしか日常が速い回転で戻ってきていた。その2011年も、もう終わりである。

1月の演奏会に向け現在練習しているドヴォルザークの交響曲第7番、通称「ドボシチ」は、ドヴォルザークの中でも暗い影を落としたツウ好みの作品。前プロのオネゲル3番(これに「オネサン」という呼称があるのかどうかは知らないし、聞いたことがない)も先の大戦へのレクイエムであり、前回取り上げたマーラーの3番(これは「マラサン」で間違いない)も、死からの復活がテーマでありと、このところ、鎮魂ということを感じながら演奏会に臨むことが多い。

ドヴォルザーク 7番は、緩徐楽章の安らぎも、どことなく抗しがたい力に翻弄されているようだ。そんな中から、美しい個所をピックアップし、恒例の留守電BGMとした。反復する付点の音型に、突如伴奏の景色が変わり、チェロのピッチカートが切なさを演出する。

Dv(※ 楽譜をクリックするとMP3ファイルを再生できます。)

このBGMを入れた留守電メッセージは、エンバカデロで、明日12月29日から1月5日まで使用予定。

2012年、皆さんもよいお年を。

Comment(0)