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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

カレンダー作りますか?

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11月になりましたね。この季節になると、マーケティング担当者の元には、カレンダー製作に関するDMが届いたり、さかんに営業を受けたりします。年末年始のご挨拶といえばカレンダー持参で、というのが定番ですが、どうも自分はこのカレンダー作り、あんまりやってません。

一般的にIT業界だと、会議室なんかに掛ける大型カレンダーより、卓上カレンダーのほうが一般的なようで、ちょっとした予定なんかも書き込める卓上タイプが人気です。でも、卓上に3つも4つもカレンダーを置くこともないので、まあ、使い勝手の良いものをひとつ選んで終わり、ですよね。

カレンダー製作は、独自のデザインやら機能をつぎ込んだオーダーメイド型はよっぽど予算に恵まれた会社向けで、大抵は既成のものの台紙部分に社名を入れる、いわゆる「名入れ」がほとんどだと思います。そうすると、結局社名部分以外は、同じようなカレンダーが揃うわけで、その中から(社名ロゴに関係なく)一番使いやすいのを選ぶことになるわけです。

どうも愛着を持って使ってもらうノベルティとは異なる乱造のようで、ちょっと気が進まず、というのがやらない理由のひとつです。

そしてもうひとつ、なんといってもカレンダーは旬ものだということ。12月からせいぜい1月ぐらいまでの2ヶ月間で配らなければならないものの、営業も、やれ期末だ新年のキックオフだ、とそうそう年末年始のご挨拶に伺うこともできず、それに目の前の売り上げが大事だし、となってきます。その結果、彼らから「カレンダーぐらいないと挨拶にも行けん!」と言ってたのに、全然はけず、逆に配布がノルマのようになって本末転倒となることがしばしば。

どうも長いことやっていると、こういうよくない経験が脳裏をかすめてしまうようです。で、カレンダー要りますか?

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