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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

Web 3.0プロジェクト、その名前はどうよ

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最近、メールボックスに「Web 3.0 Status Update」というタイトルのメールが頻繁に届くようになりました。「Web 2.0を通り越してWeb 3.0とは、CodeGearさん、気が早い」 いえ、違います。Webサイトアップデートプロジェクトで、3バージョン目なので、単に3.0なだけです。

CodeGearのWebは、CodeGear設立時に立ち上げた www.codegear.com の 1.0、日本語版を立ち上げた多言語版が 2.0 なのだそうで(あとづけっぽいけど)。日本では、言語=国/地域つまり「LocaleとLanguage」が同一です。そのため、日本語Web=日本向け、と展開できますが、他の国では、英語=アメリカでないのはもちろん、カナダ=英語+フランス語など、事情は複雑です。そこで、国別についても考慮しようというのが、今回の 3.0 プロジェクトです。

もちろん、これにあわせていくつかの操作性の改善や、機能追加、ローカライズエリアの拡張なども検討しています。すでに、CDNなどでは、まだ英語のみながら、人気記事などのサイドリンクなども追加されています。

CodeGearのWebは、販売に関する情報から技術情報まで多岐にわたっており、技術よりになると、リアルのイベント以外は、基本的に「言語」中心で十分です。一方、販売に関する情報や、どこかで開催されるイベント情報などになると、「地域」別のほうが便利です。「LocaleとLanguage」という発想は、国際化アプリケーションの定番の考えをそのまま持ち込んだようで、ちょっと煩雑にならないか心配です。日本だけに限れば、どちらもいっしょで済むんですけどね。

新機能のひとつに、記事更新のアラートがあります。現在、私のところでは、膨大な英語コンテンツを翻訳しているのですが、元情報の修正などを手作業でチェックするのには限界があります。これは、2.0のときに、早々にリクエストしていた機能なのですが、ようやく実装され、先週あたりからアラートメールが舞い込んできています。

今回のアップデートは、まずは日本以外の国のローカライズが中心なので、こちらは、粛々とコンテンツの充実に努めていようと思います。

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