Ruby開発環境「3rdRail」の名前の由来はテツ?
米国時間の昨日、ベルリンで開催されているRailsConf Europeに合わせて、Ruby on Rails向けの統合開発環境「3rdRail」を発表しました。すでにトライアル版のダウンロードも可能になっていますので、英語版からさわってみようという方は、ぜひトライしてみてください。
さて、春先に「Rubyもやってます」と話してから、「Ruby IDE from CodeGear」なんていうなんとも話題づくりには向かない名前でぼちぼちと製品情報を出してきたわけですが、めでたく「3rdRail」という名前を得て、本格的に展開できます。
ところで、この「3rdRail」という製品名、サードレイルと読むんですが、直訳すると「第3のレール」つまりは、「第三軌条」です。第三軌条とは、東京だと地下鉄丸の内線と銀座線で採用している、電源供給用の3本目のレールのこと。開発に携わったShelby Sandersによると、エネルギッシュ、パワフルなんかをイメージして、第三軌条から2本のレール(=Rails)にパワーを供給するみたいな感覚でつけたらしいです。
3rdRailのロゴはご覧のとおり、「でんきー」である。どことなく、第三軌条の、「高電圧注意」の看板に似ている。
Delphi for PHP発表のときもそうでしたが、新製品発表のタイミングで日本語版の出荷時期を聞かれます。多くの製品で、各国語版を同時か1、2ヶ月遅れぐらいでリリースしていますから、すぐに日本語版を、と期待されるのは分かります。ただ、残念ながら、日本語版をリリースするには、通常ドキュメントやUIの翻訳以上に多くの作業が必要で、そうしたスキームが確立した既存製品と、まったくの新製品では、期間にずいぶん差が出てしまいます。とはいえ、なるべく早くと、いろいろ準備を進めているところです。