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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

連続取材の効能

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新製品の発表などで、本社からエグゼクティブなどが来日すると、記者発表のほかに、集中して個別取材をアレンジしたりします。せっかくの機会ですから、時間の許す限り、最大数の取材を入れようとがんばるものです。

連続取材は、正直ハードですが、新製品についてのメッセージを本社から持ってきて、それをローカルに展開しようとしたとき、当然現れる「ギャップ」を解消していくのには、大変よい機会です。発表の準備段階では、まず、本社からメッセージを入手し、咀嚼してローカルにあうようにうまく翻訳していきます。この時点で、どうも本社のいってることが理解できないとか、ちょっと肉付けが足りないということが分かり、いろいろとコミュニケーションしながら強化していきます。その結果、日本版メッセージができあがります。

来日したエグゼクティブとは、発表前にこの差異、日本で肉付けした部分を理解してもらうためのミーティングを持つべきです。しかし、実際の現場の需要を理解した上で、日本の肉付けを聞くわけではないので、この時点での理解は表面的なものだと思います。しかし、取材を受けていくうちに、記者の方からいろいろな情報やリアクションをいただき、こちらも勉強させていただくわけです。

すると、「なるほど、日本のユーザーはこういうことに興味を持っているんだ」とか「こういう説明にすごく響くんだな」と体で理解できます。いつしか、説明も日本向けに大変要領を得たものなっています。


今回、Turbo製品の発表で、本社からデベロッパーリレーション担当副社長のDavid Iが来日しました。取材は、2日間に分けて受けましたが、初日の最後ぐらいには、十分こなれていましたね。過密スケジュールでがんばってもらいましたが、無事(といっても成田エクスプレス一本乗り遅れたんですけど)、オーストラリアへの旅路についたようです。ご苦労様。取材いただいた記者の皆さんも、ありがとうございました。

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