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アカデミックのロジックとビジネスの英知から価値をつくる

Vehicle for wisdomあるいはヨリシロとしてのツール:平鍋さんへの返信に代えて

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平鍋さんからコメントを頂いた。メカ/エレ/ソフト/ツールという身分制ができているとのこと。平鍋さんをして嘆かせるような状況は、よろしくないような気がする。

 

ツールを作ることとはどういうことだろう。

問題の領域を定義し、構造を解明し、解くための方法を探究し、それを例えばソフトウェア・システムとして実現すること だろう。

それぞれの過程で出来合いの答えがあることの方が珍しく、何人もの人間の思索や努力を経て見出されるものであることが多いだろう。ツールそれ自体が、先行する人たちも含めた英知の結実だと思うべきだ。

さらに、ツールは、うまく設計されていれば、それを使う現場の人たちの経験やそこでの新しい発見を乗せて、その先に向かって成長できるものだ。

 

使い易いハンマーを求めることも必要だが、もぐら叩きというゲームを解析し攻略のため様々な解を探求し、ゲームそのものの進化を実現することが必要なのだと思う。

 

私は、平鍋さんとは少し分野が違っているが、問題の定義から行なおうとしている。一緒に動いてくれそうな方々は実はIT業界の外の人たちだ。

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