ビジネスの数値は比較して初めて意味がある
人間形成や教育においては他と比較する必要のないことも多い。でも、ビジネスは常に相対評価だ。
**************全体会議の話から********************
ビジネスの世界では数値を使うことで、共通認識を得ることが容易です。
「A社よりうちの方が大きい」と言うより、「売上にして〇〇億円、従業員にして〇〇人多い」と言ったほうが、事実を正確に伝えられますし、また伝わりやすいですね。
さて、ビジネスの世界では単独で数値を現わしてもほとんど意味がありません。
ビジネスは競争の世界。他と比べて、その数値の意味あいがわかります。
それでは、今日お配りした月次決算の資料を見てみましょうか?
派遣チーム、10月度の売上・粗利・営業利益の計画達成おめでとうございます!
そもそもこう言っていること自体、「計画」と比べて、実績の数値を評価しているのです。
他にこの資料で比べることが出来るものは何があるでしょうか?
当月の実績は、去年の実績、前月の実績を比べることが出来ますね。
残念ながら目標に届かなかったチームも、去年の同月でどうだったのか?と評価できます。
前月に比べて伸びているのか考え、対策を考えることが出来ます。
さて、他に比べることが出来るものはなんでしょう?
事業部間で比べることも出来ますね。
ただ、翻訳チームと派遣チームではビジネススキームも違うので、粗利率も違い、
なかなか比べることが難しい。
今までの比較はすべて自社内での比較でしたが、同業他社との比較はとても参考になります。
アークコミュニケーションズの大きさくらいの会社だと決算資料は公開していませんが(会社によってはそもそも月次決算をしていないでしょう)、上場企業なら四半期ごとに決算資料を公開しています。是非参考にしてみてください。
今日は、
①数値で共通認識を表すこと
②数値は比較して意味をもつことが多いこと
③比較相手を探すこと
の重要性についてお話しました。
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アークコミュニケーションズの年度は10月はじまり。去年度の売上は7臆2千万円。お陰様で15期連続黒字。しかし、10月の月次決算で今まで黒字になったことは過去2回しかないそうだ爆
追い込まれてから爆発力を出すより、先行逃げ切り型になりたい。。。。