日本の大企業ってこうなんだってというステレオタイプの誤解

外資系の企業や、海外でしかビジネスをしていない日本企業や、ベンチャーに勤めたりで、典型的な日本の大企業で働いた経験がない。
しかしながら、クライアントは日本の大企業が多かったし、友人のほとんどが日本の大企業で働いていたので、日本の大企業はこうだという耳年増になってしまった。

例えば

・上下関係が厳しい・年功序列である
・効率より和を重視することが多い
・稟議が大変で案を通すのに時間がかかる
・女性蔑視が激しい
・取引業者が決まっていて新規参入が難しい

などの話はよく聞いた。

そもそも日本の大企業をひとくくりにするのもナンセンスだし、酒の席でのグチなどは、たまたま起こった特定の事実を誇張しているとも思う。
また、たとえ昔はそうであっても、今や時代も変わり、変わっている部分もあると思う。

しかし、こういう内部体験に基づかない、噂や外から見えることだけの一部の知識というものは、その後情報が更新されることも少ないので、意外に長く残るのである。

当たり前のことながら、日本の会社だって色々あるし、変化し続ける。（アークコミュニケーションズも日本の会社である）

海外から「日本の会社ってこうだって聞くけど？」と言われた時に、（自分は違うけど、のような顔をして）うっかり昔の風評を言わないようにしたいと思っている。
日本人として、今の日本のことをポジティブに紹介したいと思うのである。