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憧れの銭湯

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給湯器が壊れた。いつ直るか不明。明日は披露宴に出席するのにお風呂に入らないわけにはいかない。さて、どうしよう?

最初は我が家から近いラ・クアに遊びも兼ねて行こうかと思った。しかし、お風呂に入るために大枚をはたくのも面倒に。
次は実家に帰ろうかと思った。が、お風呂に入るために電車に乗るのもなんだか。

ということで、オーソドックスに銭湯に行った。銭湯に通う-実は子供のころとっても憧れていたのだ。小学生の頃、お風呂が家にない家庭も多く、多数のクラスメートが銭湯に通っており、羨ましかった。洗面器とてぬぐいを持った姿がなんとも言えずにかっこよいと思ったのだ。

さて、銭湯に行こうと決めたはいいが、初心者の私は何をもっていったらよいのかわからない。憧れの洗面器はちょっと恥ずかしくてもっていけなかった。

番台に上品なおばあさんが、すまして座っている。420円だった。中に入ると思ったより広くて、すいていて、清潔。だが、熱いお風呂が苦手な私は、膝までしか湯船につかれなかった。

湯上りに、これも憧れだった、牛乳を手を腰にあてて飲んだ。冷たくておいしい。ほおっと一息ついたら、番台は、夫とおぼしき男性にチェンジ。なんだか気恥ずかしくて慌てて出てしまった。

明日は熱さを我慢して、湯船につかろう。しかし、我が家の給湯器はいつ直るの??

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