MBAで学べなかったこと

MBAで学べたことは何かを考えることは多いけど、学べなかったことが何かを考えたことは今まで無かった。学べなかったことを考えることって、失敗学に通じるものですかね？ちょうどよい機会なのでちょっと考えてみた。

考えると同時に、試しに知人数人にヒアリングをしてみた。学べたことは何かは、皆さんすらすら答えるのだけど、学べなかったことが何かは、皆さん戸惑う。

そういう中、即答で「差別される側の気持ちと敗者の気持ち」と答えた人がいる。
あ～、彼は学べなかったことが何かを考えたことがあるから、すぐさま答えが出たのだと感動した。そして、この答えそのものに、彼が今も心に留めていることなのだとまた感動した。

しかし、気持ちを学んだとしてどうするのだろう？と思ったことも事実だ。そう彼に聞いてみたら、「挑むという気力を失ってしまった人に対して、挑む楽しさを教えることは正直難しいと思っています。こっちにおいでよ、こっちの世界は面白いよ、とメッセージを出すことしか出来ない。ただ、僕は彼らがどうしてそういう気持ちになってしまったのか理解していないんだと自戒しているだけです。」

敗者の気持ち、あっ、私、経験ある。でも、立ち直ってしまうと、「あ～、ちょっとやらかしちゃって。へへへ。」と笑い飛ばしてしまえるので、現金なものである。

しかし、初めてやってしまったどでかい失敗だったので、今思うと、当時はうつ気味だったと思う。

会社を離れてしまったので、あの会社に私がもたらしてしまった不利益を挽回するチャンスはもうないのだなぁと申し訳なく思う。そして、今の私があるのは、まさしく、あの失敗と失敗から立ち直ったお陰であるので、ますますあの会社には恩義を感じる。

アークコミュニケーションズで、私と似たような経験をしてそれが成長の糧になるのなら、スタッフには出来るだけチャンスを渡したいと思う。
ただし、あの会社は一部上場企業、当社は小企業なので、失敗の大きさは小さめで^^;

オルタナティブ・ブロガーリレー　「MBAで学べたこと、学べなかったこと-第三回「応用力、向こうの気持ち」
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