DNAを一緒に作る
会社のDNAには明文化されているものがある。例えば理念や方針と言う形で。横文字を使えば、ミッションとかビジョンとか。
理念や方針は戦略に近いことが多いだろうから、DNAといえばバリューやクレドーやウェイかな。
キャッチコピーや合言葉に現れていたりもする。そのDNAを社員と確認しあって、よりよいワーディングにする作業って素敵だなぁ。
「社長のすごいしかけ」セミナー社長のおもい浸透編 に出席した。
アークコミュニケーションズはまだ社員が35人しかいないこともあり、実は私の思いは結構浸透しているなぁと思った。(ちなみに思いが浸透しても、私を含めて思い通りに行動を移せるかというのは、また別の次元の問題だ)
ただ、社長の思いが浸透しない理由のひとつに「明文化された言葉がシンプルでない」というものがあり、それは以前からたいそう気になっていることであった。
というのも、私は普段自分の思いを色々な言葉で表現しているからだ。「楽しく、正しく、新しく」とか「ビジネスを加速させるコミュニケーションサービスを提供する」とか、シンプルにうまく言い表せないのでついつい様々な言い方をして理解してもらおうと思ってしまう。共通項を抽出して本質を理解してくれる社員も多いが、混乱する社員がいてもおかしくない。
DNAにもっとも近いものと言うと、当社では7つの理念(本来ならバリューというべきであろう)というものがある。
(1)私たちは、顧客の立場にたって、プロフェッショナルな観点から、ソリューションを提供します。
(2)私たちは、的確、効果的、効率的に情報を伝えるコミュニケーションサービスを提供します。
(3)私たちは、10人から1回ずつ依頼をいただくより、1人から10回依頼をいただく仕事をします。
(4)私たちは、大きな視野を持ちながら、ひとつひとつ目の前の仕事を周到に進めます。
(5)私たちは、正しいことを常に判断基準としながら、仕事を行います。
(6)私たちは、変化に対応できることが重要だと信じ、新しい仕事やしくみに積極的に取り組みます。
(7)私たちは、会社と自分と社会の幸せのバランスをとりながら仕事を続けます。
この言葉に託した思いは今でも変わりはないのだけど、何せ起業前のバタバタしていた時に作った文言なので自分でも今ひとつだなぁと思う表現が多い。自分の中でシンプルに具体的に言い表せていると思えるのは(3)だけ。
みんなでアークコミュニケーションズのDNAを確認しあって、みんなにとってわかりやすく、心地よく表現される言葉にブラッシュアップしていけばよいのだと教えてもらった。
急ぐ必要もないので、これってやっぱり楽しく飲みながら一緒に考えてもらおうっと。