美人の娘でも嫁に出すときはきれいな衣装でさらに美しく見せるだろう?
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少々下品な言い回しだけど、言わんとすることは面白い。ノーベル生理学・医学賞を受賞したアーサー・コーンバーグの元で、早石修氏(京都大学名誉教授で生化学者)が働いていた時、学会発表のスライド作成でよく言われていたそうだ。
話はそれるが、息子のロジャー・コーンバーグは先日ノーベル化学賞を受賞しており、世襲できないノーベル賞を親子で受賞していてすごいのだ。(キュリー夫妻と娘のようなものか)
若かりし頃、商品やサービスをよく見せるために、先輩諸氏が色々な工夫をしていたり、そのお手伝いを頼まれた際に、なんとなく、クライアントを騙しているような気がしなくもなかった。(今思うと、ウブだったですねぇ)
粉飾決算とまでは言わないけど、cosmetic change(うわべだけ数字をとりつくろうこと)という気がして。
そのときにうまいことを言ってくれた先輩がいた。
「必要以上によく見せて騙してるんじゃないんだよ。同じ農園からとってきたりんごでも、農薬がかかったままの粉っぽいりんごと布でぴかぴかに磨いたりんごなら、ぴかぴかのりんごのほうがおいしく見えるだろう?顧客もおいしく感じて幸せ、農家もりんごが売れ、顧客に喜んでもらって幸せ。いいことづくしさ」
こちらの言葉のほうが、ノーベル賞受賞者よりずっと上品ですね(*^_^*)
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