PR-会社が与える印象を考えても自分の与える印象は?
経営者やPR担当は会社をどう見せるかについてうんうん考えますよね。それでは、ビジネスパーソンとして自分自身をどう見せるかについてどのくらい皆さん真剣に考えたことがありますか?
楽しく仕事をし、正しいことを行い、新しいことに取り組む元気な会社ーというのが私が思っているアークコミュニケーションズの会社イメージ。
当社は営業譲渡を受けて発足した会社なので、前の会社のハイブローで知的なカラーも残っており、当社の会社案内、HP、ニュースレターなどまだ会社のイメージが統一されていないところがあります。ですが、時がたてば私が皆さんに抱いてもらいたい会社のイメージと一致していくことでしょう。
会社についてはこう明言できる私ですが、私自身については?
実は5年前までそんなことは考えたこともありませんでした。
買い物嫌いでおしゃれが面倒な私は、有名芸能人のようにスタイリストが私に似合う服を選んで着せてくれたらどんなによいか思ってました。そういうおり、ひょんなことでスタイリストの方に私のワードローブをチェックしていただいたのです。
スタイリスト:「一体、大里さんは自分自身をどういう風に見せたいのですか?」
私:「(考えたことなかったなぁ。)そうですね、やっぱり経営者だから颯爽としていて仕事が出来るというイメージかなぁ。シャープでクールでカッコよいこと。。。私って女っぽいというより男っぼいしね。」
ス:ため息をつきながら「大里さんは持っている服と自分が出したいイメージが全然会ってないんですよ。」
私:「??」
ス:「いいですか?これは洋服のセンス以前の問題です。大里さんの持っている服は暖色やパステルカラーが多くて、スカートぱっかり。それもフレアだし、大里さんは実はフェミニンなものが好きなんです。」
私:「・・・・」
ス:「このままでは女っぽい印象を与えることになります。好みを優先しますか?それともさっきおっしゃったイメージを優先しますか?」
私:「う~ん、イメージ優先でお願いします」
ス:「それではまず、スカートをやめてパンツスーツにしてください。スカートならタイトスカート。色も黒、紺、ベージュ、といったベーシックカラー。でもインナーとの色のメリハリはつけて。そうしたら、大里さんがイメージしているようにボーイッシュで仕事が出来るカッコよい女になりますよ。」
確かに、コーポレートカラーを考える時は元気を強調したいから赤というように考えるのに、どうして自分のことは全くどう見えるか考えないのでしょう??
これって女性だけでなく、男性にも全く同じ事が言えますね。是非、一度自分が醸し出したいイメージについて確認されることをお勧めします。(ところで、こういうことって実は皆さん考えているものなんですか?)
ちなみに、センス以前だと言われたイメージ戦略の試練の次には、「センス」の試練もありまして、「えー!本当にこんな時代遅れの服を今でも着ているんですか!」と服を片っ端から整理され、クローゼットに残ったのはわずかスーツ2着でした(笑)