オルタナティブ・ブログ > Mostly Harmless >

IT技術についてのトレンドや、ベンダーの戦略についての考察などを書いていきます。

Apple Watchがやってきた

»

4月24日、無事にApple Watchを受け取りました。

150425watch.pngのサムネイル画像受注開始後すぐに注文を入れましたが、24日に受け取れるのかどうかはぎりぎりまで分かりませんでした。Apple Storeでものを買った場合、出荷が上海、なんてことがあるのですよね。MacなどのBTOの場合、出荷予定が注文後1-3日、と書いてあっても、それは上海を出荷する日だったりするわけで、それから通関とかしますから、実際に手元に届くのは1週間くらい後、なんてことが前にもありました。

今回は世界同時発売だし、国内からの出荷になるのではないか、いやいや、上海だったらどうしよう、などと、ネットでもいろいろ噂が飛び交っていました。それに、「世界同時」って、どの国の24日なの?という疑問もあります。西海岸時間だったら、日本では受注開始の時と同様、夕方4時です。じゃ、ヤマトの時間指定で来るのか?あるいは、日本向けは25日なったりして。。などと、心配 (^^;) は尽きません。私はAppleファンですが、別に熱狂的では無いので、iPhoneの発売日に並んだりはせず、発売後数週間経って、在庫が出回ってきた頃に買うことにしています。今回注文入れたときは、「どうせいつかは買うんだし、今回は初日に注文してみようか」という感じで、どうしても発売日に欲しい、とは思っていなかったんですね。それが、発売日が近づくにつれてソワソワしてきてしまったのです。Appleマジックですね。

それもこれも、Appleからの情報提供が非常に限定されているからなんですが、あるいはそれも飢餓感を煽るApple側の戦略なのかもしれません。まあ、実際にぎりぎりまで分からないんですよ、という実務上の問題もあるのかも知れませんが、あの物流の鬼のTim Cookが社長なんだし、世界トップクラスの生産管理システムを構築しているという話もあるわけで、わからない、ってことは無かろう、という気もします。私は、AppleIIが日本に輸入され始めた頃 (1977年くらい?) からのAppleファン (実際に買えたのはずっと後ですが) なので、もう、何でも許しちゃうわけですが、そうでない場合には「こんなやり方は許せない!」なんてことになるのも、まあ理解できます。

Apple Storeの注文確認画面には、処理のステータスが表示されます。「受付中」「処理中」「出荷準備中」「出荷完了」と処理が進んでいくわけですが、注文してカード情報の確認が済んだ時点で「処理中」になり、ずっとそのままでした。お届け予定日は「4/24-5/8」と、だいぶ幅があります。状況が変わったのが22日。ネットに「ステータスが出荷準備中になった!」などの情報が飛び交いました。私のステータスも、22日の夜には出荷準備中に変わりました。でも、予定日はそのまま。23日の夜になって、「出荷完了」になりましたが、それでも24日に受け取れるのかは書いていない。出荷完了メールに記載されたヤマトの番号を使って、やっと商品が国内から出荷されたことが確認できました。これなら24日には届くかな、という感じですが、何時かはわからない。この時点でも、「ひょっとしたら4時まで、あるいは25日までお預けかも」という心配はあったのです。我ながら、まんまとAppleの戦略にのせられてますね。

結局、24日の午前中に無事受け取れました。全ては取り越し苦労だった、ということですね。なんだかなあ、という感じですが、Appleと長くつきあってると、時々しょうもないことをすることがあるのですよ。

それでもAppleを嫌いにならない (なれない) のは、やはり圧倒的な商品力のせいでしょう。オペレーションとかサポートについては、「こいつら、顧客視点ってモノを理解してるのか?」と思うこともありますが、製品には世界最高レベルの顧客視点が詰まっていると思うのです。それこそがJobsの遺伝子であり、Jony Iveはそこをよく理解して、頑張っているな、と感じます。

受け取るまでで、かなり長くなってしまいました。。使用感等については別エントリで書きます。

Comment(0)