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●人、●%、●億円…メディアにあふれる「数値」から、世の中のことをちょっと考えてみましょう

【40%】3年目でやっと成功!情報遮断は意外なほど難しいという話

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 みなさんは今年のスーパーボール、ご覧になりましたか?今年も例年通り、いや、例年以上に盛り上がったようですね。
 

第46回スーパーボール(5日=日本時間6日、インディアナ州インディアナポリス、ルーカス・オイル・スタジアム)スーパーボウルは米国最大のスポーツイベントで、視聴率は昨年まで21年連続で40%を超えた。視聴者数でも歴代トップ10を独占し、昨年のパッカーズ-スティーラーズは1億1100万人が視聴。2年連続で米テレビ視聴者数の最多を更新した。今年のCM料金は30秒で350万ドル(約2億6600万円)と世界最高額。
 
SANSPO.com 2012.2.7付けより一部引用

 というわけで(どーゆーわけだ?)、今年も懲りずに挑戦した情報断食。何とも大袈裟な書き方ですが、「日本時間で月曜午前に行われた全米プロフットボール王座決定戦・Super Bowlの結果を知ることなく、一日仕事を終えて自宅に帰り着き、ワクワクドキドキしながら、録画しておいた世紀の対戦を楽しむ」という目標を達成するために、あらゆる情報を遮断することに挑んだ、というお話です。これ、実は3年連続の挑戦。しかも過去2年は途中で失敗(トホホ)。それが今年、やっと目標達成できたのです。やったー!

 いやぁ、ほんとに楽しい試合でした。残り2分、2minutes warningまでペイトリオッツがリードしていた試合を、最後の最後で天才・マニングが奇跡のロングパス2発でひっくり返してジャイアンツが勝ったという、ファンにはしびれる展開でしたね。もしこの試合、結果を知ってから録画を見たら、感動は半減以下だったでしょうね。いやいや、ジツーに満足です(笑)

 この、一見とっても簡単そうな、試合の結果を知ることなく自宅に戻るというミッション。でも、普通の生活をしながら情報を遮断するというのは、意外と難しく、実は過去2年連続で失敗しておりました。

 そんなに見たけりゃ仕事休めばいいじゃん、って話なんですが、これもまたなかなか難しくて。日本でのSuper Bowl中継は、毎年2月最初の月曜午前になるのですが、月初めの月曜って忙しいですよね。案の定今年も仕事となり、あー、また今年も無理かなと思っておりました。今の世の中、しかもネットを軸に情報があふれんばかりに流れているわけでして、その気になればシャットアウトなんて簡単じゃん、と思っている人が多いと思うのですが、実はそうでもないんですよね。
 
 今のわたしの生活パターンで考えてみると、一番の鬼門は通勤電車の中。隣の兄ちゃんがつぶやくかもしれないし、ふと目にした電光掲示板のニュース速報に流れるやもしれない。見るつもりもないのに、おじちゃんが広げた夕刊の一面が目に入ってしまうこともあります。そうなんですよ、一歩町に出ると、一瞬たりとも気が抜けないのが、今の情報社会であります。

 というわけで、今年は過去2年の失敗を活かし、念入りに情報遮断を遂行。朝からテレビもラジオもオフ、移動中はイヤホンで音楽を聞き続け、脇目もふらずに読書して、外部からの情報流入をシャットアウト。仕事場でもPCの電源はOFF。普段は厳しいのですが、運良く今年は研修日となっており、日中はほとんど離席だったので、何とかセーフ。とまあ、涙ぐましい?努力の結果、3年目の正直で情報断食が成功したという報告でした。ちゃんちゃん。

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