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●人、●%、●億円…メディアにあふれる「数値」から、世の中のことをちょっと考えてみましょう

【44.856kg】 本日、CO2排出権取引に参加してみました

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 洞爺湖サミットが閉幕。地球温暖化の防止に向けて、先進国がどんな取組を見せるのかに注目が集まりましたが、メディア報道で知る限り、明確な数値目標の設定などはされず、曖昧さの残る結果となったようですね。国レベル、地球レベルでの対策が必要な課題であることは言うまでもないことなのでしょうが、個人的には、どうも大きすぎるというか、ピンとこない面があります。

 エコのために、スーパーでレジ袋をもらわないとか、クルマでなく自転車を使おうとか。そんな市民目線での活動なら、理解しやすいし、また今日から自分も参加できるという感覚が持てるのですが。でも、もうちょっと考えてみて、たとえばサミットで議論されているようなことで、自分ができるようなことはないもんだろうか。ふとそんなことを思いつつ、何の気なしにWebを見ていた矢先に見つけたのが、「かんたんカーボンオフセット」。これはYahoo!JAPANが推進している、地球温暖化防止のためのプログラム。誰もが参加できる、CO2排出権取引だというのです。

 そもそも「カーボンオフセット」とは、直訳すると「CO2を打ち消す」こと。“人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称”(wikipediaより引用)。Yahoo!JAPANの「かんたんカーボンオフセット」に参加すると、その参加費は、たとえばアルゼンチンの風力発電事業やインドの風力発電事業など、石油以外の電力を生み出す事業に投資され、結果としてCO2削減に貢献できることにつながります。

  • CO2削減プロジェクトは世界のさまざまな国で行われています。Yahoo!カーボンオフセットで集められた資金は、CO2削減クレジット(=排出権)の売買を通じてそれぞれのプロジェクトの事業運営費として使われることになり、結果としてCO2削減につながります。CO2の削減量はCO2削減クレジットという形で金額に換算されており(削減量1トンあたり○○円など)、Yahoo!カーボンオフセットを通じてプロジェクトに資金を提供することによって、その分だけ私たちが普段の生活で排出しているCO2をオフセットしたことになります。

    ※以上、Yahoo!JAPANカーボンオフセットより引用

 というのが、Yahoo!の説明です。ふ~ん、そーゆーことか…ちょっと小難しいけど、とにかくこのプログラムに参加すれば、私も排出権取引に参加できるわけか…という短絡的な理解の元、今回、参加してみることにしました。080710_4

 手続きは簡単。Yahoo!ウォレットまたはYahoo!ポイントの形で参加費を支払い、金額に相当するCO2削減クレジット(=排出権)を購入するだけです。私は少しだけYahoo!ポイントを保有していましたので、今回はその168ポイントを使いました。写真(上)は購入した時の確認画面です。私が支払った168ポイント=168円分は、CO2量に換算すると、【44.856kg】になるそうです080710blog__2

  次の画面で、購入証明書を入手しておわりです…写真(下)。 やってみれば、あっけないほどに超カンタン! ただ、残念ながら「45kgものCO2削減に貢献したぞ」的な満足度はありませんでした(ごめんなさい)。ふ~ん、こんなもんですかね。

 書き出すとどんどん長くなってしまうので、今日はこのへんで終わっときます。「参加して、で、どうなのよ」みたいな話は、また次回にでも。。。

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