年下の先輩には敬語を使う?
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企業による社員の序列の考え方の違いのお話です。
私はこれまで2回転職をし、ゆえに3つの企業風土を肌で知っています。
属した企業の特徴はそれぞれ、
- 歴史ある大企業
- 活発なベンチャー
- 歴史もあるが、活発な中堅企業
というものでした。この観点から企業風土別「社員の序列」を考えてみたいと思います。
通し番号は下から参照しますので留意願います。
さて、タイトルの件。
「年下の先輩に敬語を使う?」
- 敬語を使う
- 敬語を使わない
- 敬語を使う
結果はこうでした。更に検証。
「年下の先輩は自分に敬語を使う?」はどうだったか?
- 敬語を使わない
- 敬語を使う
- 敬語を使う
まとめましょう。
「年下の先輩と自分の関係は?」
- 自分だけが敬語で話す
- 先輩だけが敬語で話す
- 敬語で話し合う
何が見えてくるでしょうか?
私はこう思いました。
- 大企業は入社年次を重んじる
- ベンチャーは社会人年次を重んじる
3.の考察の前にこの2者について考えてみます。
なぜこうした価値観になるのか?
「社員に占める転職者の割合」がキーになるかと私は思います。
即ち、(私の属した)
- 大企業は新卒プロパーの比率が高く、入社年次=序列で秩序が保たれやすく、
- ベンチャーはキャリア入社比率が高く、社会人年次=序列にすることで円滑になる。
と考えられはしないでしょうか。
ここで、3.の企業について。
実はプロパーが半数以上を占める企業ではあるのですが、人材の出入りも活発で、
キャリア採用が通年で実施されているのです。
3. プロパー間は入社年次で関係性が決定する一方、キャリア採用者に対しては社会人年次を重視する。
ここに、「何かの年次が上ならば、それは先輩だ。」と見なす私が入社したことで「互いに敬語を使いあう関係」が構築されたのでしょう。
結論:細かい事は気にせず、とにかく敬語で丁寧にコミュニケーションすればカドは立たない。
最後に。
余談ですが、1.大企業 において唯一入社年次序列が崩れるケースがありました。
年下の人間が先に出世し、上司になった場合
統制された年次序列も、役職序列にだけは敵わないようです。
他のタイプの企業では上司になっても敬語のままなんですけどね。
筆者の経験上のお話でした。
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