オルタナティブ・ブログ > 秋山大志のそれとりあえず作ってみようか。 >

あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

カカオ(チョコレート)の値上げが凄まじくて来年のバレンタインデーが心配

»

前回の健康診断の結果がヤバくて、昨年の夏前から年末にかけてダイエットと運動を本気でしていた。

頑張ったお陰でD判定(要治療)だった総コレステロールと悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの値は再検査で正常値になった。一時期はジムにほぼ毎日通い、1日2食はプロテインだけ。炭水化物や糖質もほぼ抜きにして、月間100km以上ランニングするというストイックな生活をしていて、結局、肘とか膝とか壊して、過度な体重と体脂肪率の減少による耳鳴りがするようにもなってしまった。

何事も極端はいけないということで、今年に入ってからは週2~3回の適度な運動と、食べ過ぎないくらいの普通の食生活で過ごしている。

ダイエットを始めて、プロテイン以外に習慣化したものの中に、毎日少しずつ、ナッツ類と高カカオチョコレートを食べることがある。カカオポリフェノールの効果に関しては諸説たくさんあり詳しくはここに書かないが、脂肪の蓄積を抑制する働き、血液中のコレステロール値の改善、基礎代謝アップあたりを期待して食べ始めた。

いろいろな高カカオチョコを試したが、カカオ含有率70%以上のチョコの中で苦味が少なくて食べやすく、お値段がそこまで高くない買いやすいものを探していて見つけたのがカインズの「苦味のすくないカカオ70%チョコレート」で200g入りの袋で税込698円、つまり100g 350円程度で定期的に2-3袋買って常備をしていた。

ところが、先日カインズに行ったところ、売り場に無い。

店員さんに聞いたところ、再入荷の見込みは今のところ無いとのことで、とても残念であるが、代替の商品を探さないといけない。

ネットでちょっと探してたところ、イオンのプライベートブランド商品の「トップバリュ ひとくちカカオ70%ブラックチョコレート 135g」を見つけた。100gあたりに換算すると税込み320円程度でカインズの高カカオチョコレートよりもお得だ。

通販で沢山買い込んでおこうと思ったが、沢山買ってしまって口に合わなかったらちょっと嫌だなと思って、イオンの店頭に行ったところ、空になった棚と値上げの告知を発見したんです。

チョコ値上げ.jpg

なんと、今、税抜き398円のものが、4月16日からは税抜き498円になるらしい、約400円のものが100円値上げってことは25%も値上げということだ。

円安だし、いろんなものが値上げになっている中でも25%値上げは高いなーと思っていたところ、ネットの情報ではなんと去年はこのチョコが258円で売っていたということで、1年あまりで約2倍の値上げって!思って、

いろいろ調べたところ、

チョコレートの原料のカカオ自体の取引価格がなんと1年で約3倍にもなっているのです。

カカオ豆先物、過去最高値を更新 需給の逼迫長引く

チョコレートの原材料であるカカオ豆の国際価格が一段と上昇した。指標となるロンドン市場の先物価格(第2限月)は18日、一時1トン6246ポンドを付け、過去最高値を更新した。6000ポンドを超えるのは初めて。天候不順を背景にアフリカの主要生産国からの供給量が大幅に減っており、需給逼迫への懸念から買う動きが広がっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB133DT0T10C24A3000000/

そりゃ、高くもなるわけだな。

カカオ含有率70%っの高カカオチョコレートって謳っているだけに、原料のカカオが高くなっても他の混ぜ物をしてごまかすわけにもいかないし、カカオの高騰がモロに直撃しちゃうわけですよ。

しかも、残念なことに、この価格高騰が収まる気配が無さそうだってんですよ。

上でご紹介した日経の記事が2024年の3月の記事なんですが、2024年末には一時的ではあるものの10000ポンドを超えてしまいました。

つまり5倍!

その後6000ポンド台まで先物相場は下落したものの、世界のカカオ生産の6割以上を占める、西アフリカのコートジボワールとガーナのカカオ生産が、エルニーニョなどの気候変動やカカオの木の病気を原因とする不作から回復する道筋が全然見えていないということなんですよね。。

最近になって同じく赤道沿いに位置する南アメリカのエクアドルがカカオ生産を伸ばしているということなのですが、不足した需給を補うだけの供給にはなっていないようで、もうしばらくは供給不足が続くようです。

てなわけで、最終製品が2倍になって驚いていたら、原料は3-5倍になっていてびっくりの話でした。

ちなみに、地域単位ではヨーロッパが最もチョコレート消費量が高く、その中でもスイスが一人当たりのチョコレート消費量が多いそう。あと、カカオ豆の輸入量で考えるとオランダが最も多いのですが、それはカカオ豆をすり潰してチョコレートの原料となるカカオマスを作るという加工産業が盛んということで最終製品のチョコレートを消費しているということではないみたいなんですよね。

最終製品のチョコレートの輸入量を国単位で見たところ、最も多いのがアメリカで、今後、トランプさんが始めた相互関税のせいでアメリカの人たちはさらに高いお金を出さないとチョコレートを買えなくなってしまいますね。。

まあ、流石に高くなりすぎるとチョコが高ければ、飴ちゃんやマシュマロでも食べればいいじゃない、ということでチョコの需要が落ちて他のスイーツ・スナックに需要が移っていき、需給バランスが落ち着いて、みたいなことになれば良いのですけど。

アジア最大のチョコ消費国であり、バレンタインデーイベントを盛り上げることでチョコ消費を伸ばしてきた日本、日本のお菓子メーカーはこの原材料高にどう対応していくのでしょうか?

とりあえず、私はイオンのネット通販、Green Beans(グリーンビーンズ)の初回お友達紹介キャンペーンの50%オフで値上げ前に10袋ほど「トップバリュ ひとくちカカオ70%ブラックチョコレート 135g」をゲットしておきました。

このブログの読者さん限定で、税抜4000円以上購入で2000円までオフ、つまり最大50%オフ(&送料無料)になるクーポンのリンク貼っておきますので、チョコが気になる方は明日16日に値上げになる前にゲットしておくことをおススメします。

↓↓↓イオンのネット通販初回50%オフ&送料無料クーポン↓↓↓
https://invy.page.link/miQCNbPTaPDZXkp77

Comment(0)