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あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

【追記あり】 facebookの"すべての「いいね!」"が"すべての「ええやん!」"になっている件

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2014/10/08 10:30再度追記あり

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2014/10/08 09:25追記あり

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本当にどうでもいい話なのですが、今日の夕方、妻からのfacebookメッセージで、


「facebookのいいね!ってええやん!になったの?」

という謎のメッセージがあり、
んなわけあるかい?と自分のfacebookを見てみると、、

本当に「ええやん!」になっていた!!

※PCの場合、自分のトップページ(画面右上の自分の名前をクリック)の
「基本データ」の画面を下にスクロールしていくと出てきます。

Photo

※スマホアプリの場合、自分のトップページ(画面下のメニューのその他>自分の名前をクリック)
「基本データ」の画面の、いいね!のセクションの右側の「>」をタップ。

Photo_2

ハロウィンも近いし、これは、何かのジョークか何かで既にネットでも話題になっていることだろうと思って、「facebook ええやん!」で検索してみたところ、

■Google検索結果「facebook ええやん!」

見事に話題になっていない!!
ニュースにもなっていない!!

Yahoo!のリアルタイム検索結果を見てみたところ、どうもちょうど24時間前くらいに「ええやん!」という表示に切り替わったようだ。。

■Yahoo!Japanリアルタイム検索結果「facebook ええやん」

Photo_3

うーん。。これはいったいどういうことだ。。

一応、Chromeのお遊びプラグインでは、facebookの「いいね!」を「ええやん!」に変えるというプラグインもあるようだが、このプラグインでは「いいね!」がすべて「ええやん!」に変わる代物だし、そもそもiPhoneのfacebookアプリで見ても「ええやん!」になるところで根本的に違う。

■Chromeウェブストア ええやん!アプリ

Photo_4

ということで、ネット業界の端くれ、似非プログラマーとしていくつかの仮説を立ててみた。

(1) facebookがハッキングを受けた
(2) facebookの中の人が関西人になった

いくつかといっておきながら、二つくらいしか思い浮かばない。。

まずは、(1)のケースの場合、ハッキングを受けた割にその結果がこれではあまりにショボイし、そもそも話題にもなっていないのでおそらく無いだろう。

そして、(2)のケースだった場合、今後予想される事態はすべてのfacebookのメニュー項目やインターフェースが関西弁になっていくことだ。

たとえば、近況などを投稿するフォームにある

「今どんな気持ち?」

は、近い将来、

「今どないな気持ち?」

になり、プロフィールの

「好きなミュージシャン」

などの言葉は

好きやねんなミュージシャンは?」

になってしまうだろう。。

関西弁を操ることが出来ない自分としては本当に恐ろしい事態だ。。

・・・・・

閑話休題、facebookのようなグローバルなサービスを構築する上で、各国市場に対するローカライズというのは非常に重要な観点でもある。

今回のように、メニュー上の表示文言やボタン表示、ヘルプなどfacebookではほとんどの画面、メニューが日本語化されている。日本に進出して間もないころは英語のままの表示や、機械翻訳したようなちょっとおかしな日本語が並んでいたこともあるが、現在はほとんど違和感を感じることはなくなったと思う。

このようなグローバル向けサイトを構築する上で重要なのが各国語のローカライズファイルである。一般的かどうかは知らないが「Language file」として用意されていることが多い。

この「Language file」をアクセスしてくるブラウザの言語設定や各国のサービスサイトのドメインによって切り替えて、各国向けのインターフェースを実現している。

たとえば、Wikipediaは非常に多くの国の言語にローカライズされているが、そのエンジンである「Mediawiki」では、/languages/i18n/というパスの配下に、「ja.json」といった形で日本語(ja)用のLanguage fileが用意してある。

その中身を見てみると

"editthispage": "このページを編集",
"create-this-page": "このページを作成",
"deletethispage": "このページを削除",
"undeletethispage": "このページを復元",
"protectthispage": "このページを保護",
"unprotectthispage": "このページの保護を変更",
"newpage": "新規ページ",
"talkpage": "このページについて話し合う",
"talkpagelinktext": "トーク",
"specialpage": "特別ページ",
"articlepage": "本文を表示",
"userpage": "利用者ページを表示",
"projectpage": "プロジェクトのページを表示",
"imagepage": "ファイルのページを表示",
"mediawikipage": "メッセージのページを表示",
"templatepage": "テンプレートのページを表示",
"viewhelppage": "ヘルプのページを表示",
"categorypage": "カテゴリのページを表示",
"viewtalkpage": "議論を表示",
"redirectpagesub": "転送ページ",

といった具合に、各メニューの表示用の識別子と、実際に表示される文字列が対になって記述されている。このファイルを修正することによって各国の言語に合わせたメニュー表示等を実現するのである。

たとえば、Wikipediaのパロディサイトの「フェチペディア fetipedia」では、上記のLanguage fileの「ページ」という言葉を「フェチ」という言葉に置換しているようで、

「このページを編集」というメニュー項目が「このフェチを編集」という項目に置き換わっている。

今回の場合、

"like":"いいね!",
"all like":"すべての「いいね!」",

みたいなファイルがあり、なにかのタイミングで、

"like":"いいね!",
"all like":"すべての「ええやん!」",

という感じに書き変わってしまったのではないだろうか。

それにしても不思議なのが、その他のメニュー項目や、「いいね!」単体での表示が一切置き換わっていないことである。

現時点では、謎は深まるばかりだが、折角なのでfacebookのお問い合わせフォームにも問い合わせをしてみて、続報を書きたいと思う。

----2014/10/08 09:25追記

Photo

その結果?かどうかわかりませんが、未明には「ええやん!」が「いいね!」に直っていた模様です。まさに1日限定の「ええやん!」は何だったのでしょうか?

某秘密結社の陰謀?

facebook社員のお遊び?

スーパーハッカーの仕業?

吉本帝国の企み?

真相は未だ闇の中ですが、いつの日にかfacebookの中の人が明らかにしてくれるときを待ちましょう。

----2014/10/08 10:20追記

謎が解けました!

Facebookから公式に関西弁機能がリリースされたようです。

Facebookで"ええやん!"を押そう 言語設定に関西弁が公式に追加

つまり、昨日の"すべての「ええやん!」"は、新機能を実装するときのテストだったようです。facebookにはテスト環境が無いという話は本当のようですね。

はー、これですっきりした。

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