職場で自分の意見を伝えられるようになるには?
新しい季節になって、様々な新しいことも始まった頃ではないでしょうか。
- 新人や新しいメンバーが入ってきた
- 自分自身の職場が変わった
- 上司が変わった
- 顧客が変わった
- 自分自身が新たにチームを率いるようになった
今日の私は職場で、ゆるいランチ会を開催してみました。仕事で接点がないと同じ職場にいても会話も少なく、ちょこっとしたことでも実施が難しかったり、遠慮してしまうものですよね。
そこで!数日前から「ゆるいランチ会やりますよ!」と張り紙をし、気軽に「集まれたらいいな!」ぐらいの淡い期待でスタートしてみました。
結果は思いの外上々で、もしかしたら皆さんもお互いに興味を持っていてくれたのかもしれません。
職場で自分の意見を伝えられるようになるためには、2つのアプローチがあります。
- アサーションを身につけ、自分自身のコミュニケーションを見直してみる
自分の傾向を知り、コミュニケーションに活かす - 人間関係の質を高め、気軽に意見が言えるような環境を自らが作る
一つ目の「アサーション(assertion)」とは、「より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。」この手法の優れたところは、自分のコミュニケーションの傾向をすることを入り口とし、他者の理解を深められること。また、意見が対立するようなことがあっても、自分の意見も相手の意見も大切にするという前提に立ち、たとえ意見が折り合わなくても「お互いに尊重しあった」という関わり合いの事実を残すことが相互の信頼関係に大きく影響してゆくことにあるのだと思います。
もう一つの「関係性の質の向上」については、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した「成功の循環モデル」によると、関係性の質は結果の質に大きく影響していることを発表しています。
職場やチームの中に「どんな話でも、耳を傾けてもらう関係がある」「お互いを尊重することができる(これは、アサーティブに関連していますね)」「自分らしくいることができる」などといった関係をつくりだすことが、思考の質を高め、行動の質を高め、結果として結果につながってゆくのだそうです。そのためには「傾聴」と「自己開示」がポイントとなります。お互いの出身を聞くなど他愛もない話から少しずつ会話する量を増やし、質を高めてゆくことができるとぐっと心的距離が近くなって行きそうです。
職場やチームでリーダーが意図的にこのような関係づくりをしてゆくことが、お互いに自分の意見を言い合えるような関係の質が高いチームを生み出し、良い結果につなげてゆくことができそうです。また、ランチ会のような気軽な機会は誰が始めてもいいことですよね。(とはいえ、そのことも言い出せないような温度が低い職場もありますね!)地道なプロセスのようにも思えますが、案外他の人もそう言った機会を欲しているのかもしれません。この機会に自分の職場環境を意図的に作り出すことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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