「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　北添裕己さん（トラパパさん）から著書を献本いただきました。
　僕自身、コンサルタントと呼ばれる職種に就いたことはないのですが、コンサルまがいの経験があり、プロジェクトでコンサルタントの方とご一緒する機会は多くありました。
　コンサルタントも何のコンサルタントなのか、で分けられるのかも知れませんが、「さすが！」という方もいらっしゃいますし「・・・。」も。
　この本の中には、コンサルタントとはどういう仕事か、コンサルタントが身につけるべきことなどがキレイに整理されています。これからコンサルタントを目指す方には（個人的なおつきあいを別にしても）とてもおすすめです。
　
　さて、僕が個人的にフォーカスしたのは「報酬」です。コンサルタントという職業は、プロフェッショナルであるべきであり、ある意味で一匹狼なのだろうと思います。組織的には企業に属しているのだけれど、基本的に自分の実力で業務をやり遂げてくる仕事だということですね。
　なのでこの本にあるように、
　　　　・基本的に固定給で働く
　　　　　　⇒年収で契約し、更新時に次年度の報酬が決まる
　　　　・時間外労働手当はない
　　　　・残業という概念自体がない
　　　　・定時という概念はなく、成果で判断される
　　　　　　⇒裁量労働制である
　ということになるわけですよね。
　
　「働けば報酬がもらえる」というのは、コンサルタントのような職種の方にはない概念だと思います。アウトプット、成果物で勝負であり、その成果物に何時間費やしたか、はどうでも良いこと、ということでしょうね。
　プロフェッショナルであるトラパパさん、ここまでわかりやすい本を書くのには、ずいぶん残業したのでしょうね。（＾＾；