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【140文字】 Twitter つぶやきなのに 書き直し…お粗末

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 大木さんのエントリー「Twitterは140文字以内で書くことに意味がある」を拝読して、ホントそうだなぁって思ったので、TwitterにならいRTさせていただきます。
 
 私は
Twitterを始めてまだ1週間もたってないド初心者なんですが、やってみてふと思ったのが、つぶやきなのに、なんでこんなに書き直してばかりいるんだろうってこと。一言、ぼそっと書くのに、やたら時間かかるんですよ。そもそも、つぶやきはつぶやきであって、言い直さないでしょ、ふつー。でも、なぜか、つい書き直しちゃうんですよね。で、画面見ながら、じーっと考えちゃってる。まぁ、性分みたいなものだから仕方ないかもしれませんが。
 
 正直、今更始めるのってどーよって、ちょっと思ったりもしてました。だから、やる前から肩に力が入っちゃったのかもしれませんね。気の利いたことをつぶやかないと、みたいな。つぶやきに気が利いてるも何もないんですけどね。それに、140文字以内で書くのって、意外と難しい。いろんなことを言いたくなっちゃうんですよね。これ、ブロガーの悪癖かも。
 
 で、大木さんのエントリーで、肩の力がすーっと抜けたっていうか。そう、Twitterって、つぶやきだった。つぶやきなら、やっぱ1文で、ぼそっとね。また「そうそう」とか「オッケー!」とかもありだし。うん、そうそう。
 
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 広告の仕事をしていた時、せっせとコピー(文章)を削るトレーニングやってたのを思い出しました。これは広告界の顔である中畑貴志さんに教わったことなんですが。これをやると、何が一番言いたいのか、はっきりしてくる。逆に言いたいことがぼんやりしてる時っていうのは、削れないんですよ。どこを削っていいのか、判らなくなっちゃうんです。自分で何を言いたいのか、整理できてないときってのは、相手にも伝わらないんですよね、間違いなく。やっぱコミュニケーションってのは、短くドスンというのが一番強いんです。
 
 広告の世界では、メインのタイトルコピーを「キャッチ(コピー)」っていいます。これ、一瞬にして相手のキモチを「捕まえる」言葉、ってことなんです。だから、優れた広告というのは、どれもキャッチ1本だけだったりする。余計な言葉は要らないんです。でもその1本を生み出すために、1,000本ノック受けたりするんですけどね、実は。
 
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 昔から日本人は俳句や短歌を好み、気持ちを伝えることを嗜みとしてきました。5・7・5のわずか17文字に、恋心や季節感やわびさびなどを、全部まるごと包み込む。その道の達人たちは、紙に即興で書いてきたわけで、書き直したりしないんですよね。そうした意味では、【140文字】なんて、十分過ぎるほと多いのかも。Twitterには140文字以上の表現を可能にするアドオンやサービスがあるようですが、いっそ17文字くらいのショート版の方が、コミュニケーション力を鍛えるにはいいような気もしますね。
 
 あっ、今頃気がついた、今回のタイトル、俳句にしたつもりでしたが、季語がない、、、これじゃ川柳だ~。何ともお粗末でした。。。
 

  □中村昭典の、気ままな数値解析Twitter http://twitter.com/akinorin

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