ビジネス+ITに、こんな記事がありました。
「テスラ車など「中古EV」価格が大暴落、ガソリン車よりも「まったく売れない」納得理由」
2023年後半に、中古EVのリセール価格の暴落が米メディアで大きく伝えられたことだ。
そのため多くの消費者は、価値の急落リスクをリース業者にシフトして投資損を出さない道を選んだということだろう。事実、中古EVの価値はすでに下落が始まっているようだ。(中略)
そして、そのテスラ車の中古市場価格をさらに不安定化させる出来事が1月に起こった。米レンタカー大手ハーツが、保有するEVの3分の1以上に相当する約2万台を売却し、その売上でガソリン車の購入を増やす方針が伝えられたのだ。ハーツが運用するEV5万台のうち8割(およそ4万台)をテスラ車が占めるが、中古のModel 3についてはおよそ2万ドル(約300万円)という割安な再販価格で売りに出している。
ハーツが多くのEVを手放すのは、EVの修理費と減価償却費がガソリン車の約2倍高いのが理由だという。また、ハーツの幹部によればテスラには交換部品や熟練の修理工でも他のメーカーほどの数がそろっておらず、修理に時間がかかる。
この理由が広く報道されているため、消費者の中古EV購入をさらにためらわせる要因となることが予想される。米中古EV市場の「ハーツショック」だ。これに加えて、配車プラットフォームのウーバーで使用されていた大量の中古EVが2025年以降、市場に出回ると予想されており、価格はさらに下がりそうだ。
いろいろと書かれていますが、EVが普及しない理由はたくさんありますよね。充電に時間がかかり、ガソリンスタンドのように、すぐに出発はできない。自宅で充電できないと、保有することは困難。そのうえに、リセールバリューが低いということであれば、普及しないのは当然かもしれませんね。
そういえば、トヨタの豊田章男会長が、社長時代にEV移行に懸念を示しておられましたね。
僕は・・・、EVは、しばらく考えたいと思います。
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そんな中で、2023年より、アップルさんのACNの取り組みが変わり、きちんと資格を取ってください、ということになりました。
Apple Professional Traningというトレーニングを受けた弊社社員が、Apple Certified Support Professionalという資格を取得しました。この資格は、アップル製品だけでなく、ネットワークにサーバー、クラウドというものをきちんと理解していないと、簡単には取得できませんが、仕事の合間を縫って一生懸命勉強した社員たちのおかげで、日本で最初にACNのサイトに記載していただくことができました。
弊社のお客様にとって、さらにご安心いただける資格だと認識しています。
アップル製品の法人導入のとこなら、ぜひご連絡くださいませ。
]]>「給料は「もらう」のではなく「稼ぐ」という感覚、ありますか」
2019年、と少し古い記事ですが、タイトルがすべてを言い表していると思います。
給料は、会社からもらうものではなくて、「稼ぐ」ものです。それなのに皆さん、もらうものだと思い込んでいる。労働の対価として給料が支払われるはずなのに、なぜか「会社に仕える」と考えているんです。さらには「仕えさせてもらっている」と思っている人までいます。
仕えさせてもらっている、と思っているかどうかは分かりませんが、たしかに、給与は毎月自動的に支払われるものだ、と思いこんでいる会社員は多いと感じます。
営業という職種で考えると分かりやすいですが、
「失注しちゃいましたー」
と、笑いながら言える神経ってなんでしょう?原因はともあれ、笑い事でもなんでもなく、売上を落としたわけです。
これは、営業のみならずシステムを開発するエンジニアであれば、期日までに出来なかった、というのは、売上が立たず、さらに原価(人件費など)が増えるわけですから、大損、ということになります。簡単な話ですが、意外と理解していない人がいると聞きます。
当社であれば、ITサービス業ですので、サービスを正しく提供できなければ大問題です。
さらには、どの職種でも、ですね。お客様と直接やり取りする仕事でなくても同じですね。社内向けの業務だとしても、お客様とやり取りして、お金を稼いできてくれる社員のパフォーマンスを最大化することですよね。
ちょっと、そんなことを考える記事でした。
「仕事の辞め方」
]]>まあ、北海道と言っても、とても広いので、札幌で開催!と言われてもねえ、とおっしゃる方もいらっしゃるかとは思いますが、申し訳ありませんが、まだ札幌で結果を出せていないので、まずは札幌で開催させてください。
今回、イシンとしては、iPad、iPhoneをはじめ、Windows、Androidなど、幅広いキッティングサービスの事例などをお話する予定です。
イシンのお客様は、数台から、1万台を超えるデバイスのご依頼をいただいていますので、実績は豊富です。まあ、非公開情報もあるので、過去にはいろいろと痛い目にも遭っていますが。(笑)
iPadやiPhone、あるいはAndroidのキッティングは、その昔のWindowsPCのキッティングとは、全く別物です。その昔、法人で使う端末の90%以上がWindowsだった時代は、1台キッティングし終えたら、Ghostで一気に流してしまえば、絶対にミスは起きませんでした。
しかし、iOSやAnodroidは、そうはいきません。そういう経験と実績を、今回の「北海道ビジネスITフェス」でお話する予定です。ネットやオンラインでは分からない情報をお話いたしますので、ぜひご来場ください。
「北海道ビジネス ITフェス'24」
日時:5月24日(金) 9時30分(受付開始)
場所:Space 札幌 大通EAST(北海道札幌市中央区南2条東2丁目7-1 第3NEOビル 7F)
]]>「仕事の辞め方」
おさむさんが51歳で辞める、という背景に、「ソフト老害」という言葉を使って説明されています。「老害」と言うと、60代、70代みたいなイメージがありますが、40代、50代だって老害になり得るんだ、ということだそうです。
よく、老害というと、昭和の価値観とか言いますが、それだけじゃない。自分がいることで、周りが気を遣ってしまったり、意見を言いづらかったり、自分の意見だけが通ってしまう。そんな状態であるのであれば、それはもうソフト老害になってしまっているんじゃないか、ということですね。
もしそうなのであれば、早急に対策が必要だと思うんです。関わり方を変えるとか、最悪は自分が辞めるとか。
まあ、辞める、は最後に置いておくとして、自分の関わり方を変えることくらいは出来そうですよね。
これは、ボランティアの世界でも同じだと思います。イベントを開催するにおいて、打ち合わせを行なう。でも、いつもの年長者が発言し、それだけで終わってしまう。これはもう、老害にほかならないでしょうね。
昭和の価値観、平成のやり方、進め方が、いつまでも通る時代じゃないんだろうな、なんて感じた今日この頃です。
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沖縄では、過去8回くらい、「沖縄ビジネスITフェス」というイベントを開催しています。主催は、合同会社イボルブの八木社長で、イシンとしても毎回登壇しています。
また、その翌日に「AUGM in 那覇」というイベントを、過去2回開催しました。こちらは、もともと「AUGM沖縄」というイベントが開催されていましたが、ながく開催されていなかったので、沖縄のみなさんにイベントを楽しんでいただく目的で開催しています。もちろん、沖縄の有志で開催するということになれば、我々はサポートにまわるつもりです。
まあ、弊社もイボルブさんも、沖縄支店があり、しょっちゅう沖縄で仕事をさせていただいていますので、半うちなんちゅうではあるつもりですが。(笑)
世の中には、そこの土地に関係がないのに、要らぬ口を出す人がいるとか、いないとか、聞いたりしますが、沖縄はとても好きな土地で、だからこそ、支店を作り、沖縄での活動を増やしているわけです。対岸から釣りをするような、姑息なことはしない。ちゃんと地元に来て、地元のみなさんとイベントを作っていく。それを出来ないのなら、最初からやらないわけです。
沖縄には、アップルストアが存在しません。また、最新情報はネットのみであることから、実際に沖縄に来て、東京、大阪、そして世界の最新情報を楽しんでいただく。それでこそ、イベントを開催する意味だと考えています。
今年もまた、沖縄ビジネスITフェスを開催しますので、日程が決まりましたら、お知らせいたします。また、沖縄でお会いいたしましょう!
]]>医療のプロとの、複数の対談をまとめた本です。この中には、大事な話、とても怖い話などがたくさんあって、僕たち納税者として、そして国民として知っておくべきことが書かれています。僕個人的には、すべての人が読むべきだと感じています。
GDPに対する医療費のグラフを見ると、非常に低い韓国やメキシコから非常に高いフランスやデンマークまでいろいろな国があるにもかかわらず、寿命があまり変わっていない、というお話がありましたが、それはつまり医療費の増加に対して、その治療費効果が「飽和」してしまっていること、つまり過剰医療の状況が存在することを示しているわけです。
高齢者が増える=医療費が増える。これは、当たり前のようで当たり前であってはいけないと思うのです。僕たちが高齢者になっても、医師のお世話にならずに健康でいれば良い。あと、この本の主旨として、「医師が悪い」ということは一切書かれていません。99%の医師は、一生懸命お仕事をされております。(テレビに出てコロナ禍を煽っていたような人たちは別として)
また、今日現在は京都大学准教授の宮沢孝幸先生の、言葉すべてが大事な話だと感じました。その内容は、あえて引用はいたしません。とても大事で、かつ重いお話です。読んでいただければ、僕がなぜ「今日現在は」と書いたのか、おわかりいただけると思います。正しいことを言うと排除される、という気持ち悪い世界も含めて。
過剰医療は、誰かが悪気をもって行われていることではない。構造なのだ、ということが、認識できる一冊です。
「過剰医療の構造」
]]>しかし、残念ながら、日本の学校では、お金について教育している例はごく稀。極めて稀で、ほぼ教育を受けていないのが現状ですよね。なので、初任給からいくら控除があるのか、を理解できていない。あるいは、手取り額だけ見て、自分が国に、あるいは自治体に、さらには年金や保険という名称で持っていかれているお金について理解できていない。
前職や前々職で強く感じたのは、お金の流れ、仕組みをわかっていない人たちです。
「僕は営業じゃないんで、そこ(売上や利益)は関係ないです」
こんな馬鹿なこと言ってしまう、マーケティング担当がいました。また、自社のビジネスに興味を持たないエンジニアがいたり。
例えば、こんなことを理解しない人です。
100万円の売り上げに対し、コスト(原価)は80万円。
「でも、僕は頑張ったので30万円ほしいです」
え?なんでそうなるの?頑張ったとしても、20万円しか残っていないよ?
極端な例ですが、これに近いことを言う人がいたり。それも、社会人10年生くらいだったりするので、どう会話をすればいいのか、困ってしまいます。いや、会話したくないんですけどね。
大学を卒業したばかりの人の中には、「お金について話すのは良くない」「お金は汚い」などと思いこんでいることがあります。なので、お金について知ろうとしない。
いま、政府は一生懸命(なんで?)新NISAについて売り込んでいますが、これも鵜呑みにしてはいけないわけです。え?iDeCoはどこに行ったの?なんで言わなくなったの?と。
話が逸れましたが、お金のしくみについて理解していない人を採用すると、とても苦労します。実体験です。はい。
山の中で仙人のような暮らしをするのでなければ、何をするにもお金が必要です。だから、ちゃんとお金について勉強をして、理解していないといけないわけです。
お金について知ろうとしない大学生を、一括採用なんてするものではないと思います。営業であろうとなかろうと、お金には、必ず関与しますしね。
学校で教えないなら、親が教えないといけないわけです。でも、学校でも教えてほしいな、と感じる今日この頃です。
]]>そんな中で、気になることがしばしばあります。同じようにカフェで仕事をされているのですが、パソコンを開いたまま、トイレや、電話対応で店を出ていく人がいます。中身は丸見え。これは、大丈夫とは言えない気がします。
あるいは、そもそも覗き見防止フィルムを貼っていないので、隣から丸見えです。先日は、ある飲料メーカーの方が、他社との成分比較表を作っておられましたが、隣にライバル企業の方が座ったら・・・。こわい。
あと、とても気になるのは、パソコンに社名がわかる資産管理シールを貼っている人が少なくないことです。どこの会社の人なのか、がわかったうえで、さらに中身も丸見えとなると、それはセキュリティ以前の問題かも。
ネットで「リモートワーク セキュリティ」と検索すると、いろいろなIT企業がセキュリティツールを紹介していますが、それ以前の話かもしれません。
総務省のサイトにも、リモートワークのガイドラインがたくさん貼り付けてありますが、そもそも目を通しているのかどうかも、ですね。
リモートワークを認めるのであれば、社内だけで仕事をしていたときとは、根底から考えを改めないといけない気がしてる今日この頃です。
]]>「日本の去年1年間の名目GDP ドイツに抜かれ世界4位に後退」(NHK)
日本の経済規模は、1968年にGNP=国民総生産で当時の西ドイツを上回って、アメリカに次いで世界2位となりました。
その後、2010年にGDPで中国に抜かれ、世界3位が続いていましたが、去年、人口がほぼ3分の2のドイツに逆転され、4位となりました。
ん?ドイツの景気が良いの?と思ってしまいがちですが、決してそういうことではなさそうです。むしろ、日本がひたすら後退している、と読むのが正しそう。
「ドイツ経済、遠のく景気浮揚 24年もマイナス成長の見方」(日本経済新聞)
10〜12月期の実質GDPはドイツを含むユーロ圏で前期比ゼロ%と横ばいだった。成長率は年率換算でプラス0.1%にとどまり、3%台の高成長を保った米国経済とは対照的に景気後退の瀬戸際で低空飛行が続いた。欧州経済の足を引っ張るのがドイツの低迷だ。国別ではフランスが前期比ゼロ%と横ばいで、イタリアは0.2%増といずれもマイナス成長を回避した。
ドイツは前期比で0.3%減になり、前年同期比でも0.2%減だった。ウクライナ危機に伴うエネルギー不安が高まっていた昨冬と比べても成長しなかったことになる。
EUの中で、特にドイツの景気が悪い要因のひとつは、天然ガスをロシアに頼っていたために、輸入できなくなったということがあります。
しかし、もう一つの大きな要因が、EVへの大幅シフトにあるようです。
「欧州の新車販売、昨年12月は1年5カ月ぶり減少-ドイツでEV売れず」(Bloomberg)
欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表した12月の新車登録台数は前年同月比3.8%減の105万台。域内最大の市場であるドイツでEV購入奨励策が終わり、販売台数が急減した。
新規生産の自動車をEVにシフトさせた結果、奨励金や補助金が無くなると、買う人が減った、というシンプルな図式であるようです。これはドイツだけでなく。
「米ハーツ、テスラ含むEV2万台を売却 ガソリン車に回帰」(REUTERS)
米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングスは11日、電気自動車(EV)約2万台を売却し、ガソリン車に回帰すると発表した。EVの衝突や損傷に関する費用が高額になっているためという。
また、EV充電ソリューションプロバイダーのエネリバーのサイトには、充電スタンドの寿命について説明されています。
「EV充電器の寿命はどのくらい?電気自動車のバッテリーも劣化する?」
EV充電器の寿命は一般的におよそ10年とされています。しかし、これは使用方法や環境条件などによって大きく変わります。例えば、海に近い場所では潮風の影響で劣化が早く進みますし、不特定多数の人が利用するものは損傷が早い傾向にあります。逆に、使用方法を守り適切に利用することで、その寿命を最大限に延ばすこともできます。
つまり、不特定多数の人が利用する充電スタンドは、10年さえ持たない可能性が高そうです。ガソリンスタンドとは全然違う。
そもそもEVを走らせる間は、エコではありますが、電気を作るのにどうなんだ、とか、総合的に考えると、本当に環境に良いのか、といった疑問は拭えません。
「新しいものが良い」そうではなさそうですね。
2020年12月17日。当時、トヨタ社長だった豊田章男さんが、EVへのシフトに懸念を発表されていました。
EVは部品点数が少なく、安く作ることが出来る、と聞いたことがあります。それを具現化しているのが中国勢。
「「中国EVの攻勢」にドイツ自動車産業が震えた日「ヨーロッパの病人」の心臓部に迫る時代の転換」(東洋経済オンライン)
ベルリンを拠点とするEV市場の独立系アナリスト、マティアス・シュミット氏は、「ヨーロッパの人々は、中国勢がヨーロッパでどのような業績を上げることになるのかと、恐怖で身動きできない状態になっていると思う」と話した。
安けりゃ良い、の理論では中国勢は強いでしょうね。僕は買わないけど。
EVに大幅シフトした結果、景気を交代させてしまったドイツ。さて、日本はどうなるでしょうか。僕は買わないけど。
]]>アイデンティティとは、 日本語では「自我同一性」と呼ばれたり、「存在証明」と訳す人もいます。つまり、自分の存在証明ですね。それは「何年に、どこそこに生まれて、どこの大学で、何をしてきたか」ではない、ということです。
「どこそこの会社で、課長をやっていました」なんてことにも意味がない。
自分は何者であって、どういうことを得意とし、次の会社で、どのようなことに貢献できるのか、ということを説明できるか、ということだと思うのです。
そんなことを考えていたら、こんな記事を見つけました。
「ヒューライツ大阪」
アイデンティティが「存在証明」とも訳されるように、通常人間は、自分の存在を価値あるものとしてとらえたい。それは単なる自分の思い込みではなく、他者から「あなたはかけがえのない人だ」「あなたの能力はすばらしい」と、認めてもらうなかでアイデンティティの感覚が生まれます。
つまり、自分だけで言い張ってもしょうがないわけです。「自分はミュージシャンだ」と言い張っても、他人から見れば、それは趣味の延長でしかないとか、あなたの生計はバイト生活で成立してるよね、とかも、そう表現できるかもしれないですね。自称、芸人とかも。
会社員であるからこそ、自分のアイデンティティが何なのか、を理解しておかないことには、説明さえできない。そして、それを認めてもらうところに、意味があるわけですね。
もちろん、会社員だけでなく、僕のような経営者も同じだと思います。「社長です」なんて言葉には、大した意味はない。社長というのは、責任をとる仕事であって、アイデンティティとは別だと思うからです。
自分のアイデンティティ。今一度、考えてみたいと思う今日この頃です。
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高齢の政治家なんて、その典型的な気がしますが、一般社会においても、まだまだ昭和から進化していない人が多いんじゃないかと思うのです。
パソコンを使えないなんて平気で言ってしまう人。
「へえ、進化してるんだね」と、自分の知識不足を露呈する人。
「新しいことは難しい」なんて口にしてしまう人。などなど。
僕自身、昭和の時代から仕事をしているので、こういう人たちの気持ちは、痛いほど分かります。だからこそ、そこに留まっていてはいけないんじゃないか、と思うのです。
古い習慣、古い考えに固執せず、新しいことをキャッチアップして前に進む。当たり前のことですが、意外と出来ていない人が多いんじゃないか、と感じている今日この頃です。
]]>Yahoo!ニュース(TBS NEWS DIG)に、こんな記事がありました。
岸田総理は少子化対策の主要な財源の一つとして創設する「支援金制度」の国民負担について、医療保険加入者の負担額は月500円弱になるとの見通しを示しました。これに対して、野党は「事実上の増税だ」と指摘、ネットでも批判の声が相次いでいます。
総理の言い分は「保険料は税金じゃない」ということなんでしょうが、僕自身、経営者として、保険も年金も、すべて税金と同じだと感じています。そんな中で、月500円なんて安いだろう、と言われても納得しかねます。
この500円は、元財務省の高橋洋一先生によると、実質は1,000円を超える、という話もあります。
では、仮に月給350,000円の人の控除額について算出してみました。(東京都中央区在住の場合)
給与 350,000円
控除額
健康保険料 17,712円(会社も同額)
厚生年金 32,940円(会社も同額)
雇用保険料 1,050円(会社も同額)
所得税 12,340円(会社も同額)
住民税 7,240円(会社も同額)
手取り額 278,718円
会社負担額 71,282円
ということになります。これで、40歳を超えたら介護保険料が控除されますし、独身者と家族がいる人でも変わってくるわけですが、いったいいくらを支払わされる(日本語では納付ですが、我々民間人の感覚は支払い、だと思います)のか、と思ってしまいますよね。
個人負担では約20%ですが、会社が支払っている負担分を含めると40%を超える額が「税金」として支払っていることになるわけです。
僕自身、会社員時代には「35万」という額面だけ見ていましたが、実際にはこれだけのお金が動いている、ということを知っておかないと、と思いますよね。
企業によっては、家族手当とか住宅手当なんて名称もありますが、それらも全て課税対象です。手当で課税対象ではないのは、たしか出張手当だけだと思いますが、それも毎月同額になる場合は、これも課税対象になってしまうわけですね。
自分の給与から、どれだけが国に納めるられているのか。そして、どう使われているのか。知っておくべきだと痛感する今日この頃です。
]]>IT業界人でも、「御社では・・・」ということを言語化できる人は少ない気がしています。
「デジタル化とDXは違う」
こんなことをしたり顔で言う人がいますが(笑)、それって本質ではないと思うんですよね。「テクノロジーの進化は仕事を増やした?」で書いたように、そこで仕事をする人たちが「DXで仕事の効率が良くなった」とか、「ラクになった」ということを実感できるところまでがDXの本質なのではないでしょうか。
そう考えると、システムを開発するとか、クラウドサービスを導入するとかだけではDXとは呼べないはずです。社内の業務の再構築が必要かもしれませんし、業務フローの見直しも考えないといけない。それで初めて「デジタルトランスフォーメーション」と呼べるのではないでしょうか。
]]>そんな中で、「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」という番組が面白くて、最近見始めてます。この番組の中で、元テレビ東京の佐久間宣行さんが、
「テクノロジーの進化は仕事を増やしました」
と話しておられました。佐久間さんは、「ずるい仕事術」で有名ですね。
ディレクターとして仕事をし、編集にも関わる佐久間さんとして、テクノロジーの進化によって、どこでも仕事が出来てしまう、つまりは諦めが悪くなる、ということだと認識しました。
もともと、我々日本人、というか、昭和の仕事のやり方を知っている人間として、ついついやり過ぎてしまう、ということかもしれません。そして、そのやり方を踏襲している人は、もっと若い人でも同じかもしれませんね。
だからこそ、どこで区切るのか、を再認識しないといけないのかな、と。
そもそも日本では、学校で仕事について学ぶ機会がない。小学校はもとより、中学、高校、そして大学でさえ、インターンシップを経験してこない限り、社会人とは?仕事のやり方とは?ということについて、学ぶ機会もなければ、考える機会もない。
まあ、「自分は社会に出たことがない」なんて、普通に口にしてしまう学校の教員がいるのですから、そんな人たちのもとで、社会を学べるはずがないですよね。
だとすると、現代の日本では、社会人である親が教えるくらいしか、方法がないのかな、と。学校、さらには文部科学省に期待することに無理があるのかな、と。
そんなことを考えた今日この頃です。
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