「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　前から何度か書いているように現在の僕の原動力は、大前研一さんが仰っていた、40代は返すとき、というお話しに基づいているところが多分にあります。
　僕が若い頃、とても良い上司に恵まれ、一般常識から営業たるものといった心構え、そして取り組み、それらを言葉と動きで教えていただきました。
　そして、大前研一さんのお言葉から、それをどこかで返さなくてはいけないと思いながら、立ち止まったり、走ったりしてきました。
　
　成田から広州の移動の中で、Rocky The Finalを見ました。第一音声の日本語は声がマッチしていないので、苦戦しながら英語で聞きました。やっぱり、Sylvester Stalloneの声は生で聴くのが良いですね。
　この映画を発表したときには、正直なところ「今からロッキーかよ！」と思っていました。ロッキーは最初のアポロと戦った作品が一番格好良かった。僕が高校生の頃です。シンガポールに行くときに買った、ソニーのジルバップ（ラジカセ）に入れたカセットテープには、ロッキーのテーマも入っていました。滅入った時に、自分を励ます曲でした。
　その後のロッキーも見ましたが、やはり最初が一番良かった。そう考えていたのですが、今回のものも良いです。自分が、ロッキーと共に20数年経ったからだと思います。もし、10代の自分なら・・・、おっさんが頑張ってるなぁ、おじさんとおばさんの恋愛？くらいに思っていたのではないかと思います。
　
　僕がこの映画に気付かされたのは、自分は何かを教えようとしていたのではないか、ということです。自分はある一定の経験を積んできたため、大抵のことは分かっている。先読みできる、わけですよね。
　しかし、そうではなく動くことの大切さです。いえ、動いていないわけではないですが、20代の動きはしていなかったのかも知れない。前に向かって歩くこと。歩いて歩いて、それがどういうことかとか関係なく歩き続けることです。
　その結果なんてどうでも良い。（会社から見ると、どうでもいいわけはないですが）それだけやってみているか。自分を客観視できているか。四の五の言わずに動いているか。それを考えることが出来た映画でした。
　広州および成都でのイベントでは、若者達に伝えるべきことが増えました。熱いメッセージを残してこようと思います。
 
　追記：広州の活気ある、上下九路です。広州の夕食はここで、熱干麺を食べました。