「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　昨日、ある方が「のっぴきならない」という日本語を使われました。ん？のっぴきならない？普段、あまり聞くことのない日本語です。たぶん「とても大切な用事がある」ということを言われているであろうことくらいは分かるのですが、そもそも「のっぴきならない」というのは、方言でもなく正しい日本語なのだろうか、と気になり調べてみると・・・ありました！

退っ引きならない
元々は戦（いくさ）などで使われた言葉で、避けることも退くこともできないこと。逃れることができない。動きがとれない。

　ほほう、なるほど。逃れることが出来ないような用事があったわけですね。（ニヤリ）
　ところで、日本語は通常「表（肯定）」と「裏（否定）」で構成されていることが多いわけですが、「のっぴきならない」という言葉があるということは、「のっぴきなる」という言葉があるのでしょうか？
　Googleで「のっぴきなる」検索してみると、皆さん同じようなことを考えておられるようで、なんと5,250件もヒットしました。
　のっぴきならない、なんててっきり江戸の言葉かと思っていたのですが、ちゃんと漢字もあるので、標準語になるんでしょうね。そういえば、「ひもじい」という言葉も、知ってはいるけれど使わない部類に入りますね。（似た言葉で、恥ずかしいをはもじと言ったそうな）
　日本語って難しいと言いますが、時折こういった慣習の違いからくる発見があったりして面白いです。
　
　ところで、あののっぴきならない用事は、何だったのでしょうか？（気になる・・・）