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2005/10/24

コミュニケーションシステム

コンサルティング
 
システムインテグレーション
 
ビジネス
 

先日の「社内ブログ勉強会」で良いお話しを聞きましたので、ご紹介したいと思います。
今まで「データ」を扱うコンピュータシステムの場合は、ROIも明確であり、INPUT、OUTPUTも定義しやすく、「何が出来ればOK!」といったものが分かりやすかったわけです。
ところが最近出てきた、ブログだったり、社内ポータルだったりするものは、「どこまで出来ればOK!」が定義しにくい
また運用面も、システム管理者だけでは運用できないのです。もっと業務面の人を巻き込んだり、みんなが利用するように啓蒙活動を行ったり、またそれ以前にトップのコミットメントを取り付けたり、といった仕事が、むしろ重要だったりするのです。

すなわち、コンピュータシステムはバーチャルな世界であり(当たり前ですね)、そのバーチャルは、リアルのサポートツールである、ということです。
「コミュニケーションツール」と呼ばれるブログなども、あくまでも「ツール」であって「コミュニケーション」そのものではない、ということです。
言われてみると「そりゃそうだ」なのですが、なかなかそういった視点で整理されるケースが少ない。そして世の中、0か100かというものではないはずなのに、コミュニケーションツールを使いこなせなかったりすると、「そのツールがダメだ」などといった議論になりがちです。
しかし、この理論は少し違うわけです。ツールも必要、そしてリアルな世界での活動が更に重要、ということなのです。
リアルを円滑に行うためのツール、そういう位置づけでなくてはならない。そして、リアルを円滑に行えた結果、良いアウトプットが出てきたらシステムに蓄積していく。
その循環になるのでしょうね。
おかげさまで、僕の頭もずいぶんすっきりしてきました。

kumaboo

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