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この8月からサンの中で、ソフトウェアの金融担当になりました。かなり重責で、私に務まるかどうかですが、思いっきりやってみたいと思っています。さっそ く、国際金融業界でもっとも権威があり、最大のコンファレンス、SIBOS 2008 に参加するため、ウィーンに来ています。
SIBOS （サイボス）は、国際的な金融機関の共同組合である、SWIFTが毎年開催している国際会議です。主要な国際的な金融機関のトップクラスの方々が参加されて、講演やパネルディスカッションを通し、今後の国際金融について話し合う場です。
国際金融では、STP（Straight Through Processing）といって、コンピュータを使用することが当たり前であり、サンやIBM、マイクロソフトなども展示を行っています。私はここで、参 加して、講演やパネル・ディスカッションを聴くとともに、サンの展示ブースで、日本から来られた参加者の方々に、サンのソリューションのご説明をしようと 思っています。
私はあすとあさっての二日のみ参加するつもりですが、帰国後報告会等を開催したいと思っています。いま、国際金融マーケットにおいて、日本の位置はたいへ ん危うく、調査では、国際金融市場としての能力は、世界第9位です。3位とか4位ではありません。ロンドン、ニューヨーク、香港、シンガポール、チュー リッヒ、フランクフルト、ジュネーブ、シカゴについでの9番目。シドニーが10番目です。
今年のSIBOS の目玉はロシアの国際金融市場としての発展で、ロシアが入ってくると、シドニーにも抜かれ、日本は10位外転落という状況になる可能性も、たいへん高いと 思われます。そういった意味で、日本の国際金融市場としての強さを増す為にも、ITの役割はたいへん大きいと思っています。
そういった、とても重大な岐路に立ってはいるものの、まあ、ウィーンに来たのだから、と思っていたら、ウィーン、すっげーーぇ、寒いです。たぶん、今10℃切ってます。雨も降っていま
す。観光なんてできません。あすあさっては朝7時半から会場にはいり、午後6時までずっと缶詰です。なーーんも見れません。ホテルの前にヨハン・シトラウ
スの黄金の像があるので、朝、拝みに行くぐらいかもしれません。orz
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