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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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2008年6月10日 »

昨日も、平泳ぎの北島選手が水泳用具のメーカー「SPEEDO」の水着を着て、世界新記録を更新した。すばらしい、と思う。一部のニュースの書き方だと、この水着のおかげで勝てたように書いているけれど、実力があって、用具が優れているから勝ったのだ。

陸上の選手なら、スパイクやランニングシューズを、野球の選手ならバットやグラブを、スキーの選手ならスキーの板を最重要視するのが当たり前だ。松井秀喜のバットは、ミズノテクニクス株式会社の久保田さんという、熟練した職人が作っている。

平泳ぎの北島選手は、ミズノと個人契約していて、普段はアシックスの水着、コカコーラはスポンサーだ。それなのに「SPEEDO」を着るのは、実績だろ う。オリンピック日本選手の公式水着をミズノ、アシックス、デサントが、急ごしらえの新しい水着をつくったけれど、実績のないモノを本番では着れない。違 約金を払ってでも、「SPEEDO」を着るのは、純粋に勝ちたいからだ。それは当たり前で、選手を縛ることはできないだろう。

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私も、大学時代、水泳部のキャプテンだった(笑える)ので、水着についてはいろいろ試してみた。当時の主流は「SPEEDO」と「Arena」だった。水 の抵抗が一番の問題点だったのだが、当時の一番の問題部分は、おしりのあたり。水着の中を水が流れ、おしりあたりで溜まってしまう。

スペースシャトルが着陸するときにパラシュートを開いて減速するが、あれと同じ原理だ。スペースシャトルの大きさの割に、パラシュートは小さいが、空気の 抵抗ですらあれで充分なのである。まして、水の抵抗は、すさまじいものがある。解決策としては、水がたいへんに逃げやすい布地の開発と形状だ。

特に女性の場合は、胸からも背中からも水が入ってくる。水が逃げやすい布地採用と同時に、水が入りずらいデザインも必要だ。さらには、水着と手足の曲がる部分が 重なると無駄なストレスが溜まる。だから、男性用水着は昔はかなりのハイレグ、超ビキニだった。女性の水着も、けっこう際どかった。

そんな水着を平気で着て練習しているので、基本的にスイマーは露出狂ハダをさらすことにあまり抵抗がない。たぶん、ほとんどのスイマーがやっていると思うが、練習が終わり、一般の人が帰ったら、すっぽんぽんで(水着を付けない、ということです)泳いでみたと思う。わたしもやってみました。

ずーっと昔だと、髪の毛に水の抵抗があると考え、頭を剃ったり、よせばいいのに眉毛まで剃って大会に出るひとがいた。だから何も着なければ水の抵抗は少な くなるに違いない・・・。実は、男性の場合、ちょっと邪魔なものがあるので、水着を付けた方が抵抗が少ない。いや、かなり。みんな、そう言っていた。女性の場合・・・? いやあ、聞けません。これ以上書くと、ITmedia の品位を私ひとりで落とすことになるので、内緒っ!

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体育会系って、裏ではこういった馬鹿ばっかりしてたんですね。

注意:プールでは、決してひとりで泳がないで下さい。少なくとも数人か、ひとりで泳ぐ場合もワッチをひとり、必ず付けて下さいね。すっぽんぽんで泳ぐ場合もそうです。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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