代替案のある生活:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 代替案のある生活

ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

« 2007年9月26日

2007年9月27日の投稿

2007年9月28日 »

今からもう、20年ぐらい前になるだろうか、私がIBMでアジア太平洋地区のプロダクトマネージャを務めていたころ、ヨーロッパのプロダクトマネージャとアジア太平洋のプロダクトマネージャ合同の会議を開催したことがある。

アジアからは私ひとり、あとは、アメリカ人がアジア太平洋を代表して参加した。ヨーロッパからは、なぜか主要各国からも参加があり、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツから、なんでこんなにいるのだろう、と思うほど参加者があった。特に、フランスとイタリアからが多かった。

場所は、ノース・キャロライナ州、ケアリーという場所で、州都ローリー(ラーレィが正しいとおもうのだが)から近い。ケアリーのIBMのオフィスで、ヨーロッパとアジアのプロダクトマネージャや各開発部門のキーパーソンが集まってミーティングをした。朝早くから、午後6時ぐらいまでびっしりと会議をした後は、当然、ディナーだ。ワインを水のように飲む連中ばかりである。

この辺は南部で、カウンティ(郡)によっては、ドライカウンティ(禁酒をしている)もあり、この辺を知っているアメリカ人が酒が飲めるレストランまでバスをチャーターして、みんなで出かけた。なんか、でかいのだが、納屋のような外観で、ちょっとぼろい感じの一軒家のドアを開けると、そこは革張りのバーガンディー色のドア、大きな図書館のようなウェイティングルーム、すっげー豪華な内装の、それはそれは、高級なレストランであった。

席は適当に座ったのだが、フランス人たちはフランス人同士で、イタリア人はイタリア人同士で固まってしまう。私は、友だちのドイツ人と、性格の暗いスペイン人(笑えた)と、アメリカ人たちといっしょだ。イギリス人は他のアメリカ人といっしょ。フランス人は勝手にフランス語で話しまくり、イタリア人はイタリア語で騒いでいる。

こういう席では、ジョークのひとつも言わなければならないので、私もそのころの得意なジョークを一発かました。

「ホンダは新しい車を開発するのに、30人の人を要している。GMは新しい車を開発するのに、130人の人が必要だ。」
「その100人は何をしている人たちなんだ?」
「プランナー!」

と、いうやつだ。もう、大うけ!!IBMの開発部門のキーパーソンたちは、「IBMでは、そんなことはないよ」と抵抗するが、これが余計受けた!!!

■■■
膨大な量のワインは回り、空のボトルが林立し、南部のステーキ (なんでアメリカって、どこに行ってもステーキなのかね) も美味く、酔いがまわって、イタリア人はもっと陽気になる。前に座っていたドイツ人のシュルツさんが内緒話をするように、顔を近づけてきた。

「今度は、イタリア人抜きでやろうね。」 

これはダブルミーニングで、ディナーはイタリア人抜きで、というのが表向き、でも、フランス人たちだって騒ぎまくっているので、二つ目の意味は、つまりは、そう、そういう事。

きっとこれ、ドイツでは、日本人に会った時の常用ジョークなんでしょうかね。タイミングがピッタリで、笑った笑った!

この後、デザートになり、シュルツさんは、「デビル・チョコレートケーキ」という、チョコレートたっぷりのケーキの上に、これでもかと、とろけたチョコレートがドバッとふんだんにかかっているやつを注文し、さらに、

「ワイルドターキーのストレート、ダブルを二杯ね」

と注文し、出てきた山のようなケーキのうえから、ワイルドターキー2杯をたっぷりとかけ、おもむろに食べ始めたのでした。私はドイツ人は信用しないぞ。

とおる

« 2007年9月26日

2007年9月27日の投稿

2007年9月28日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2011年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
daitaian
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ