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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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「メインフレームの役割は終わった」「バッチはもはや不要になった」と思っているので、私はこの記事には、首を傾げるばかりだ。@IT に掲載されれいるので、@IT の編集の方々には申し訳ないが、このeWeekの記事「電力問題が後押し『メインフレーム』復活の兆し、流行サイクルが一巡?」は、最新のIT技術を無視しているように思われる。

この場合のメインフレームはIBMのメインフレームの事と限定できるだろう。IBMのメインフレーム・アーキテクチャは、今に至るまで進歩を続けているものの、根底となるアーキテクチャは四半世紀以上前のものである。

IBMのメインフレーム以上のハードウェアとすると UNIX サーバでは HP も持っているし、もちろんサンも持っている。HPの場合は、HP Integrity Superdome が最上位機種だろうか。サンの場合は、Sun SPARC Enterprise M9000 サーバだろう。

M900064 Sun SPARC Enterprise M9000-64
(富士通とサンの共同開発による製品!)

パンフレットはこちら。Sun_SPARC_M9000.pdfをダウンロード  

 
 

このM9000-64は、SPARC VI チップが搭載され、最大 256 Way (実行スレッド)、最大メモリーが2TBである。2TBですよ。このサーバは Solaris 10 で稼動するが、Solaris Container が最大8,000稼動する!Solaris Container とは、サービスが稼動する環境を、独立化する仕組みだ。資源・セキュリティ・OSからのサービスが均等に受けられる。

IBM のz9-BCの場合、最大54Way(実行スレッド)、最大メモリーが64GBである。論理的にサービスを分離する機能LPARは最大30である。違いは圧倒的だと思う。

もっとも気にする必要があるのは、ソフトウェアの価格であり、IBMメインフレームでは、WLC(ワークロード使用ライセンス・チャージ)という従量課金方法があるものの、高い。UNIX系であれば、一括支払いで、場合によってはオープンソース。Solarisなんて、無料だ。

この前の発表で、Solaris 10 8/07 からはLinuxのアプリケーションがコンパイルなしで、Solaris上で稼動する。z/OS上では、そんなことはできない。

eWeek の記事では、「3500台のサーバを30台のメインフレームに集約させた大企業の事例もあった。その電力節減効果は、きわめて大きい。」と書いているが、必要な費用については、何も言及していない。3500台のサーバを30台の大型サーバに統合させるのはUNIXサーバでも、何の問題もない。電力節減効果はUNIXサーバの方が優位だ。経済面からも、なぜメインフレームなのか、よくわからない。

以上、単純に考えても、メインフレームよりUNIXのエンタープライズクラスのサーバの方がよほどサーバ統合に適している。詳細について、お聞きになりたい方は、

日時:9月26日(水) 13:30 - 15:30
場所:グランドプリンスホテル赤坂 「紺青」(いわゆる赤プリです)

で、サンのセミナー

「Sunのサーバ仮想化技術が解決する現実の問題」
   ~-動き出したデータセンターの仮想化- ~

を開催するので、聞きに来てください。あれ、いつの間にか、宣伝になってしまった。m(_ _)m

こちらから、お申し込み!

このセミナーでも、サンの半導体おたくの夏目君がサーバ統合の必然性を仮想化など交えながら、私が実際のサーバ統合のノウハウとツールの話をします。聞きに来てね。

上記の意見は、私個人の発想で、サン・マイクロシステムズ株式会社を代表した意見・見解を述べているわけではありません。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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